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ELAC、ハイブリッド筐体 + JET Vツイーターのブックシェルフ「VELA BS 404」
2023年4月21日 11:00
ユキムは、ELACの新ブックシェルフスピーカー「VELA BS 404」を5月に発売する。仕上げによって価格が異なり、BLACK HIGHGLOSS、WHITE HIGH GLOSSは各ペア594,000円、WALNUT HIGHGLOSSはペア627,000円。
アルミニウムとMDFからなるハイブリッド・エンクロージャーが特徴の「VELAシリーズ」のフルサイズ・ブックシェルフ。VELA BS 404はキールの自社工場で生産され、シリーズのフラッグシップ・モデル「FS 409」と同様のラージサイズ・エンクロージャーに、JET Vツイーターと180mmウーファーを搭載する。
エンクロージャーのフロント・バッフルは3度スラントしており、ウーファーとツイーターの時間軸の整合を図っている。ベース部分はアルミ・ダイキャスト。フレア型のグラスファイバー製バスレフポートは底面に向かって取り付けられており、壁の反射の影響を受けにくくしている。
エンクロージャー内部に発生する強力なエネルギーを受けとめるため、トップとスピーカー・ターミナルには、頑丈なアルミニウム・プレートを採用した。
JET Vツイーターは、キールの本社工場でハンドメイド生産。ベンディング・ウェーブ方式で、25mm径ドーム型ツイーターの10倍の面積を持ち、高いパワー・ハンドリングを活かしたほか、新たにデザインしたウェーブ・ガイドを装着し、理想的な放射特性を備えるという。
AS-XR CONEウーファーは、クルトミューラーのペーパーコーンとアルミニウムコーンを重ねた振動板で、軽量で内部損失に優れる。クリスタル・ラインと呼ばれる振動版の幾何学模様により、振動板の強度を10倍アップさせたという。
ネットワークには、磁気歪みを排した大型空芯コイルを用いたウーファー専用基板と、高品位パーツで構成されたツイーター専用基板と、セパレートで構成。相互干渉を抑えている。
内部配線はVanden Hul製。スピーカーターミナルはウーファーからの逆起電力をキャンセルできるバイワイヤリング接続に対応する。能率は87dB(2.83V/1m)。インピーダンスは4Ω。周波数特性は38Hz~50kHzで、クロスオーバー周波数は2,400Hz。外形寸法は276×332×412mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は9.7kg。