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HIFIMAN、ヘッドフォンスタンドにもなるUSB DACアンプ。TWS「Svanar Wireless」も

Audivina

フジヤエービック主催、「春のヘッドフォン祭2023」が東京・中野サンプラザで29日に開催。入場は無料だが、登録入場制。HIFIMANのブースでは、新ヘッドフォン「Audivina」と、省スペースなUSB DAC兼ヘッドフォンアンプ「EF600」を出展。Audivinaは286,000円、EF600は115,500円で、どちらも5月12日発売予定。

また、今後発売予定の完全ワイヤレスイヤフォンも参考展示している。

Audivina

Audivinaは密閉型ハウジングのプラナーヘッドフォン。振動板には、NEO Supernanoダイヤフラムを採用。Stealth Magnet設計、音響を考慮したというデザインの湾曲したレゾナンス・チャンバー(音響空間)により、「コンサートホールのような広い音場と、ジャズクラブのディテールや熱気を兼ね備えている」という。

磁気回路に使う独自のステルスマグネットは、従来の平面型ヘッドフォンの直方体型マグネットと比べ、音質に悪影響を与える反射や回折を大幅に低減。音質を飛躍的に向上したという。

ハウジングはブナ材を採用。漆塗り仕上げで、「まるでヒスイのような手触り」だという。人間工学に基づいたヘッドバンドは、CNCマシンによる高精度な金属切削と手作業による研磨を組み合わせ、快適さと耐久性を追求した。

周波数特性は5Hz~55kHz、インピーダンスは20Ω。音圧感度は97dB。重さは470g。

EF600

EF600

EF400よりもデスクトップでの占有面積を小さくしているほか、ヘッドフォンスタンドとしても使える縦長形状が特徴。

R2R ヒマラヤ Pro DACを搭載。新開発のFPGAアルゴリズムと高精度抵抗により、全高調波歪率-60dB 0.2%を達成。「PCM1704を上回る性能を実現した」という。

Bluetooth入力にも対応。QCC5124を搭載しており、aptX HDフォーマットを含む、幅広いBluetoothプロトコルをサポート。PCやスマホから高音質なワイヤレス伝送ができる。

SN比 118dB、THD+N(ラインアウト)0.0014%、チャンネルセパレーション131+/-3dB。最大出力 5.12W/ch。外形寸法は104×165×283mm(幅×奥行き×高さ)。

EF600

SvanarをベースとしたTWS

同社有線ハイエンドイヤフォン「Svanar」(229,900円)をベースとした、完全ワイヤレスイヤフォン「Svanar Wireless」も参考展示している。

Svanar Wireless

イヤフォンとしての仕様は完全に同じではないが、Svanar Wirelessはコンパクトな筐体の中に、ヒマラヤDACや、トポロジー振動板といった特徴的な技術を搭載する。日本での発売や価格は未定。海外では6月に499ドルで販売予定。

有線ハイエンドイヤフォン「Svanar」