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KEF、新Rシリーズスピーカーに注目。“レーザーディスクを最新AV機器で聴く”

Blade One Meta

東京国際フォーラムで「OTOTEN2023」が開幕した。会期は6月24日・25日の2日間で、入場は無料だが、公式サイトからの事前登録が必要。各社がブースで新製品を紹介しており、ここではKEFやDTS Japanブースをレポートする。

KEF

KEFブースはガラス棟6F「G607」。『KEFサウンドによる「没入体験」のご提供』をコンセプトにしており、フラッグシップモデルの「Blade One Meta」が注目を集めている。第12世代のUni-Qドライバーを搭載するほか、ドライバー背面の不要なサウンドを削減する“MAT(Metamaterial Absorption Technology)”も搭載。雄大かつ緻密なサウンドに、多くの来場者が聴き入っていた。

ブース内では、このMATの構造や、ユニットの背面に設置したイメージがわかる展示も実施している。

MATの構造
ドライバー背面の不要なサウンドを削減するという

The REFERENCEシリーズも用意しているほか、中核ラインのパッシブスピーカー、新Rシリーズや、小型のワイヤレススピーカー「LSX II」も紹介。

また、Rシリーズの「R7 Meta」と「R3 Meta」に追加された新色、R7 Metaチタニウムグロス・スペシャルエディション、R3 Metaインディゴグロス・スペシャルエディションも展示。価格はR7 Metaがペアで657,800円、R3 Metaがペアで363,000円。

左が「R7 Meta」チタニウムグロス・スペシャルエディション、右がR3 Metaインディゴグロス・スペシャルエディション
R7 Metaに搭載している第12世代Uni-Qドライバー
小型のワイヤレススピーカー「LSX II」
イヤフォン、ヘッドフォンも展示されている

DTS Japan

DTS Japanのブース。麻倉怜士氏の「DTS 30周年記念講演」において、フロントに「R11 Meta」を使っている

DTS JapanとKEFがコラボ。DTSのブース(ガラス棟5F 507)のホームシアター体験展示において、KEFの中核ラインのパッシブスピーカー、新Rシリーズとサブウーファー「KF92」を提供している。

評論家・麻倉怜士氏

また、24日と25日の両日13時に開催される、評論家・麻倉怜士氏による「DTS 30周年記念講演」においては、フロントに「R11 Meta」、センターに「R6 Meta」、リアに「R7 Meta」、サブウーファーに「KF92」を用意した。

壁に懐かしのレーザーディスクがズラリ
往年のDTSグッズも展示されている

麻倉氏による「DTS 30周年記念講演」は、DTSの歴史を振り返りつつ、そのサウンドの特徴を紹介するものだが、パイオニアのLDプレーヤー名機「HLD-X0」を会場に用意し、それで実際にレーザーディスクを再生。そのサウンドを、KEFのスピーカーをはじめ、最新AV機器と組み合わせて鳴らすというユニークなもの。DTSやAV機器の音の進化具合や、逆に変わらない“DTSならではの魅力”を探せるイベントになっている。詳細は以前のマスコミ向けレポートを参照のこと。