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DVAS、全段バランス増幅のヘッドフォン専用パワーアンプ

DVASは、ヘッドフォン専用パワーアンプ「Model2」を9月1日より受注販売する。価格は99万円。

より優れた音質を実現するべく、ハイエンドオーディオ製品と同様に、ヘッドフォンを鳴らす場合でもセパレートアンプであるべき、との思想から商品化したという単一ゲインのアナログ式パワーアンプ。

高精度な表面実装パーツを多用し高密度実装したアンプ回路を強力な電源でサポートし、それらを強固かつミニマルなデザインのシャーシで包みこむという同ブランドのフィロソフィーを継承。

アンプ回路には、完全差動アンプを電圧増幅段に投入。ヘッドフォンをドライブするためダーリントン接続したシングルPP方式による電流増幅段を組み合わせ、さらに電流増幅段から電圧増幅段へは負帰還をかけないオーバーオール無帰還方式の全段バランス増幅パワーアンプとした。

電源回路には、左右&各増幅段と制御回路用の総容量260VAのトロイダルトランスと制御系専用トランスを搭載したを合計5トランスを使用。整流回路は、±巻き線ごとにSiC ショットキーバリアダイオードをブリッジ接続し高信頼性ケミコンと組み合わせた整流回路を搭載している。

信号系配線には、Argent Phonoで採用したPTFE被膜純銀単線を採用することで、信号ロスを低減。ヘッドフォン出力端子は、テフロン絶縁&ダイキャストハウジングの高品位XLR 端子を採用し、美しい外観と確実な接続を実現しているという。

アルミ削りだしパーツによる高剛性シャーシを使用。さらに電源トランスを厚さ10mmの天板に固定し、左右のアルミブロックを介してインシュレータで支える天吊り構造を採り入れた。

外形寸法は、430×330×112mm(幅×奥行き×高さ)。重量は17kg。