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Polk Audio、ペア6.6万円のイネーブルドスピーカー「ES90」。ツイータにウェーブガイド

イネーブルドスピーカー「ES90」を設置したところ

ディーアンドエムホールディングスは、Polk AudioのSignature Elite向けの新スピーカーとして、イネーブルドスピーカー「ES90」を発売する。価格はペアで66,000円。カラーはブラックとブラウン。

イネーブルドスピーカー「ES90」
※通常サランネットは取り外しできない

天井に音を反射させる事で、イマーシブオーディオにおいて、天井からの音を再現できる。Dolby Atmosの正式認証を受けているほか、DTS:Xにも対応する。

底面にラバーベースを備えており、ラウンド形状をしているSignature Eliteのスピーカー「ES20」、「ES55」、「ES60」上部にピッタリとフィットして設置できる。設置自体は可能だが、イネーブルドスピーカーの方が大型になってしまうため、小型スピーカーのES15、ES50は非対応。また壁掛け設置にも対応しない。

底面のラバーベースにより、「ES20」、「ES55」、「ES60」上部にピッタリとフィットする

Signature Eliteシリーズと同一のドライブユニットを採用。13cm径のウーファーと、2.5cmテリレンドーム・ツイーターで、音色が揃ったユニットを使用することで、リスナーを包み込むシームレスなサウンドを実現できるという。エンクロージャーは密閉型で、インピーダンスは4Ω。

ツイーター部分に、ホーン型のグラスファイバー強化樹脂製のウェーブガイドを搭載する。これは、ツイーターの指向性を鋭くする事で、天井反射ではなく、ツイーターからの直接音がユーザーの耳に入らないようにするための工夫。これにより能率もアップし、耐入力も大きくなったという。

ツイーター部分に、ホーン型のグラスファイバー強化樹脂製のウェーブガイドを搭載

13cmのウーファーには、振動板にマイカ強化ポリプロピレンコーンを採用してる。クロスオーバー周波数は2,200Hz。周波数レスポンスは52Hz~40kHz(-10dB)、142Hz~26kHz(-3dB)。

ターミナル部分
D&Mのシニアサウンドマスター澤田龍一氏

D&Mのシニアサウンドマスター澤田龍一氏によれば、エンクロージャー内部では、ツイーターとウーファーのボイスコイルの位置が揃っているリニアフェーズ構造になっており、これも音のクオリティアップに貢献しているという。外形寸法は189×306×186mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1台3.8kg。

ツイーターとウーファーのボイスコイルの位置が揃っている