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75型でも“13年前の37型より省エネ”レグザ。43型9.9万円から
2023年10月4日 10:00
TVS REGZAは、従来モデルよりも高い省エネ性能を備えた新しい4K液晶テレビ「M550M」「E350M」シリーズ・9機種を、10月20日より順次発売する。価格はすべてオープンプライス。店頭予想価格は、43型「43E350M」が99,000円前後。
ラインナップと価格は以下の通り。
4K液晶「M550M」シリーズ 10月20日発売
・75型「75M550M」 242,000円前後
・65型「65M550M」 176,000円前後
・55型「55M550M」 132,000円前後
・50型「50M550M」 121,000円前後
・43型「43M550M」 110,000円前後
4K液晶「E350M」シリーズ 11月10日発売
・65型「65E350M」 143,000円前後
・55型「55E350M」 121,000円前後
・50型「50E350M」 110,000円前後
・43型「43E350M」 99,000円前後
M550M、E350Mシリーズ共に、直下型LEDバックライトと新世代高画質エンジン「ZR」を備えたエントリークラスの4K液晶レグザ。画質・音質の基本性能を備えながら、最新のネット機能を搭載。省エネ性能を従来品より高めることで、電気代にも優しいモデルに仕上げている。
M550MとE350Mの違いは、広色域LEDや色温度センサー、オーディオキャリブレーションの有無のほか、リモコンのレグザボイス対応など。そのほかの基本的な仕様は共通となっている。
75型なのに、2010年発売の37型より“省エネ”
新モデルの特徴が、省エネ性能。地球環境に対する意識の高まりや電気料金の高騰の影響で、近年は電気代を気にする方が増えてきているという。
そこで、レグザでは高い省エネ性能を追求。具体的には、映像を解析してシーンに応じたバックライト制御と階調補正技術を組み合わせることで、バックライトの輝度を抑制しながら信号処理による“明るさ感”をキープ。
結果、明るいシーンでは輝度を活かした迫力ある映像を描写しつつ、暗いシーンでは映像処理とバックライト制御の適正化で消費電力の削減に貢献できたとのこと。
2026年基準に年間消費電力量で比較した場合、43型M550Mで107kWh/年、55型M550Mで126kWh/年を実現。さらに最大サイズの75型でもわずか179kWh/年に抑えることが出来ており、これは2010年6月発売の37型「37Z1」の207kWh/年よりも少ない年間消費電力量となっている。
またE350Mに関しても、2020年発売のC350X比(55型)で約24%の年間消費電力量削減を実現している。
M550MとE350Mシリーズの主な特徴
M550MとE350Mシリーズともに、直下型LEDバックライトを採用。VA/IPSなどの方式は非公表。パネル解像度は4K/3,840×2,160ドットで、リフレッシュレートは60Hzまでサポートする。
最新世代の「レグザエンジンZR」を採用。高画質と快適な操作性を両立させた映像処理回路で、地デジなどの2K放送のほか、4K放送、ネット動画も高画質に楽しめるという。
ネット動画の視聴向けに、ネット動画ビューティを搭載。これは動画の特性に合わせて様々な高画質処理を行なう機能で、コントラストと精細感を向上させながら、ノイズを抑制。低フレームレートのコンテンツも滑らかに再生してくれる。
上位のM550Mシリーズには、更に高画質に楽しめる機能を搭載する。
放送番組を高画質化する「地デジAIビューティ」では、放送波のさまざまなノイズを低減し高精細な映像を再現。テロップまわりのノイズや動きのある映像で発生する動きボケを抑え、クリアな映像を描写。またクラウド上にある番組やジャンルごとの映像調整パラメーターを利用し高画質処理を行なう「クラウドAI高画質テクノロジー」によって、4K、BS、地上波のさまざまな番組を個別に高画質化してくれる。
自然で美しい人肌を再現する、独自の画質処理「ナチュラルフェイストーン」も搭載。
映像内の人肌を検出し、立体感や質感を向上させるとともに、黒ずみや白飛びなどを抑制し、自然な人肌を再現。撮影環境などの影響によりカラーシフトした人肌を、自然で美しい色合いに復元する。
またM550Mには色温度センサーが搭載されており、リビングの色温度と明るさに応じた自動画質調整が機能する。テレビ任せで、明るい部屋では明るく、暗い部屋では見やすい画質に自動調整してくれるほか、夜間に浴びると睡眠導入を妨げるといわれているブルーライトも抑制するようになっている。
好きなジャンルやアーティストの番組をレグザがまとめてピックアップする「新ざんまい」機能を搭載。タグを切り替えるだけで、テレビ番組・ネット動画を横断して、好きなジャンルやアーティスト出演のコンテンツを探すことができる。
11個(Amazon Prime Video、Netflix、Disney+、ABEMA、YouTube、TVer、WOWOWオンデマンド、U-NEXT、Hulu、DAZN、NHK+、Net-VISION)のダイレクトボタンを搭載した新リモコンを採用。好みのネット動画アプリや、HDMI接続した外部機器をユーザーが登録できる「My.Choice」ボタンも用意しており、例えば、ダイレクトボタンのない「DMM.TV」や「SPOOX」「FOD」などのアプリをMy.Choiceに割り当てることもできる。
iPhoneやiPadなど、Apple製デバイスで表示されている画面をテレビに表示できる「Apple Airplay 2」、Android端末の画面を表示する「スクリーンミラーリング」にも対応。「スマホやPCの画面でしか見ることができない、大物アーティストのライブ配信なども、AirPlay 2やミラーリング機能を使えば、テレビの大画面で楽しめる」という。