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エレクトロコンパニエ「蘇る伝説」最上位パワーアンプ。相棒となるプリも

モノラル/ステレオパワーアンプ「AW 800 M」

エレクトロコンパニエは、モノラル/ステレオパワーアンプ「AW 800 M」と、プリアンプ「EC 4.8 MKII」を10月10日に発売する。価格はAW 800 Mが480万円(税別)、EC 4.8 MKIIが115万円(同)。

AW 800 Mは、「蘇る伝説」と銘打たれた最新フラッグシップパワーアンプ。根本から新しく再設計したという完全ディスクリート、トゥルーバランス、AB級(出力段以外は純A級)のエレクトロコンパニエ独自の音響特性を誇る。

新機能としてモノラル、ステレオ、バイアンプの動作モード切り替えが可能。筐体やフロントの電源ボタンなど、外観もリニューアルされている。

相棒となるプリアンプ「EC 4.8 MKII」は、デュアルモノ・プリ。新たな機構と音響改善が加わっている。

AW 800 M

独自のダイレクトカップリング高オープンループ帯域幅トポロジーを採用。高スルーレート、高帯域幅の増幅段で一層強化したという。

新しい出力段は、入力段とドライバー段を負荷から厳重にシールドし、出力の安定性を厳格に保ち、接続された負荷の影響を受けないよう設計。既に段階的に動作しているフィードバックシステムの作業負荷を大幅に簡素化でき、その結果、歪みの数値が限りなく低くなるという。

出力段には、合計32個の高帯域幅・大電流バイポーラ出力トランジスタを搭載。負担をかけずに大きな電流を負荷に供給できる。

出力段への電力供給にあたって、電源を大幅に更新。合計210,000uFの電源フィルタリングを追加した。主電源入力はフィルタリングされたDC電源およびRF電源。トランスは磁気的かつ静電的にシールドし、ノイズの侵入を防いでいる。

モノラル、ステレオ、バイアンプの動作モードが切り替え可能。オン/オフ切り替え可能なオートパワーダウン機能やフロントイルミネーション、トリガー入出力も備えている。

シャーシは新しいモジュラー設計構造で、ゼロから再設計。シャーシデザインは、上部の2本の黒色つや消しアルミニウムロッドによって強化され、シャーシの剛性を高めるだけでなく、美しい装飾的要素も加えた。すべてマット仕上げ。

モノ動作時の定格出力は800W(8Ω)、1,500W(4Ω)、2,200W(2Ω)、ステレオ時は300W×2(8Ω)、600W×2(4Ω)、1,000W(2Ω)。外形寸法は406×488×292mm(幅×奥行き×高さ)、重量は55kg。

EC 4.8 MKII

プリアンプ「EC 4.8 MKII」

「マスターとの差を縮める」というスローガンに忠実なプリアンプとして開発。前身モデル「EC 4.8」を新たな機構と音響改善により進化させ、MKIIシリーズに沿った最新のデザインを備えているという。

2つの独立したモノラルのプリアンプ(デュアル・モノラル構造)として設計。それぞれ独立した電源を備えた。

スタイリッシュなスリムライン設計で、入力から出力までディスクリートのアナログオーディオ回路でフルバランス動作を実現した。外形寸法は470×372×80mm(幅×奥行き×高さ)、重量は11.3kg。