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「オトモダチになりたい」。バーチャル少女「Lisa」誕生

バーチャル少女「Lisa」
(c)東映ツークン研究所

東映の東映ツークン研究所は、フェイシャルキャプチャーシステムや生成AIなどの最先端映像技術を使ったバーチャル少女「Lisa」を誕生させた。Lisaは、現実世界の人々と「オトモダチ」になるべくSNS活動を開始。Vtuberとは違ったアプローチで、「ものがたり」として徐々に変化していくLisaの日常やバックグラウンドを展開していくという。

Lisaを開発した東映ツークン研究所は、2010年に東映・東京撮影所内のデジタルセンターで発足した一部署。「コンテンツの未来をデザインする」というミッションのもと、企画・制作、研究開発を行なってきた。

東映ツークン研究所が開発したバーチャル少女「Lisa」。(C)東映ツークン研究所

Lisaの表情には、同研究所が自社で開発したフェイシャルキャプチャーシステムを採用。デジタルヒューマン研究で培ったアルゴリズムが使われており、業界に先駆けて2015年からフェイシャルキャプチャーサービスを展開してきたノウハウを反映させたという。

さらに、キャラクターデザインや世界観のビジュアル制作に生成AI技術を活用。主にはコンセプトのアイディア出しなどで活用しているとのことで、クリエイティブにおけるツールとして最適な方法をLisaを通じて実験しているという。

なお、Lisaの映像制作には、ゲーム制作に活用され、リアルタイムでCGを動かすことに向いているという「Unreal Engine 5」が使われている。