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DJI、1インチCMOSと回転式モニタのジンバルカメラ「Osmo Pocket 3」

Osmo Pocket 3

DJIは、ポケットサイズの1インチのセンサーを搭載したジンバルカメラ「Osmo Pocket 3」を発表した。直販サイトで既に注文可能で、本体にUSBケーブルなどがセットになった「Osmo Pocket 3」が74,800円、トランスミッターやウィンドスクリーン、バッテリーハンドルなど多くのアクセサリーがセットになった「Osmo Pocket 3 クリエイターコンボ」が96,800円。

「Osmo Pocket 3 クリエイターコンボ」の同梱品

最大の特徴は1インチのCMOSセンサーを搭載した事で、「細部まで鮮明に撮影しでき、複雑な照度環境下でも、比類なき高画質を実現した」という。4K/120fpsでの撮影も可能。ナイトショットでは画質が最適化され、暗い場所でも、鮮明かつリアルな色合いで被写体を捉えられるとする。

レンズの焦点距離は20mm(35mm判換算)。絞りはF2.0。静止画の最大撮影サイズは16:9で3,840×2,160、1:1では3,072×3,072。

動画撮影では10-bit D-Log Mと10-bit HLGのカラーモードに対応。10億種類以上の色を記録でき、細部まで繊細に捉えられるとのこと。10-bit HLGでは、より広いダイナミックレンジでの撮影も可能。

ディスプレイも大型化。回転式の2インチフルカラーOLEDタッチスクリーンを搭載し、指先で簡単に操作できる。全画素高速フォーカスにより、被写体に素早くフォーカス可能。

ディスプレイは回転式で、縦にもできる

「製品展示モード」を備え、ライブ配信や製品紹介をスムーズに撮影できる。3軸メカニカルスタビライズ機構により、ダイナミックなカメラワークでも、移動中でも、常に安定した映像を撮影する。

「ActiveTrack 6.0」は、顔自動検出モードやダイナミックフレーミングなど、複数のフォローモードに対応。

片手操作で、180度回転するスムーズなカメラワークを実現した「スピンショット」、日の出や脈々と動いている都市の交通など、時の流れを感じさせる「モーションラプス」最大4倍のデジタルズーム、パノラマ撮影も可能。

内蔵した3つのマイクを使い、風ノイズを低減し、全ての方向の音をステレオ録音で捉え、没入感あふれる音声を収録。互換性のある「DJI Mic 2」を使用すると、Vlog、インタビュー、ライブ配信などに最適な2人同時音声録音も可能。「美顔効果 2.0」では、より一人一人に合った美しいショットを実現。

オンラインミーティングや動画チャットなどのWebカメラとしても使えるほか、内蔵のタイムコード機能を使用し、異なるカメラで撮影した映像をシームレスに同期する事も可能。

16分で80%までの充電が可能で、完全充電時は4K/60fps動画を最大116分、1080p/24fps動画を最大166分撮影可能。自動軸ロックも可能で、収納時にジンバルを保護する。

microSDカードスロットを搭載。外形寸法は139.7×42.2×33.5mm(長さ×幅×高さ)で、重量は179g。

「LightCut」アプリを使うと、Osmo Pocket 3に簡単に接続し、ワンタッチで編集できる。AIを駆使し、撮影した映像からハイライトシーンを自動で認識・選択し、4K動画を簡単に生成してくれる。

アプリには幅広い種類の動画テンプレートを搭載しており、Vlog、旅行、パーティー、家族行事、ペットとの時間、グルメ、日常など、様々なテーマを選択可能。

アクセサリーも豊富に用意。レンズに取り付ける「ブラックミストフィルター」や、108度の広角撮影が可能になる「広角レンズ」、ミニ三脚も用意。

バッテリーハンドルには950mAhバッテリーを内蔵し、Pocket 3に接続すると、駆動時間を約62%延長できる。ホットスワップに対応し、搭載のUSB-Cポートで外部オーディオ機器に接続することも可能。底部の1/4インチねじ穴を使い、三脚などのアクセサリーに接続することもできる。

「DJI Mic 2 トランスミッター」は、クリアな音声を録音できるもので、トランスミッター単体の駆動時間は6時間、8GBの内部ストレージを搭載し、圧縮なしで最大14時間分の48kHz/24bit音声録音が可能。

NDフィルターセットや、コールドシューやアクションカメラポートに取り付けるための拡張アダプター、キャリーバッグも用意する。

新登場、DJI Osmo Pocket 3