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ELAC、JET6ツイータ搭載小型スピーカー。エソテリック「望みうる最高プリメイン」

ELACの新スピーカー。左からフロア型「VELA FS 407.2」、ブックシェルフ「VELA BS 403.2」

国内外のオーディオブランドが一堂に会する「2023東京インターナショナルオーディオショウ」が、東京国際フォーラムで開幕した。会期は11月3日~5日の3日間。入場は無料で事前予約制。当日の入場登録も可能だが、各日12時より受付開始となる。ここではユキム、エソテリック、リンなどのブースをレポートする。

ユキム

「JET 6」ツイーターを搭載した「BS312.2」

ELACの新スピーカーが一気に登場。JETツイーターを搭載した小型スピーカー「BS 312」が進化し、「JET 6」ツイーターを搭載した「BS 312.2」、ブックシェルフ「VELA BS 403.2」、フロア型「VELA FS 407.2」、フロア型「VELA FS 409.2」が展示されている。

BS 312.2のサイズやアルミニウム筐体は従来モデルと同じだが、搭載するリボンツイーターがJET6になっているほか、ウーファーのマグネットも強力になり、バイワイヤリング対応のスピーカーターミナルも備えるという。

ブックシェルフ「VELA BS 403.2」

コンパクトなモニタースピーカーと位置づけられている「VELA BS 403.2」もJET6を採用。ダウンファイアリング方式のバスレフポートを備えている。

VELA.2 シリーズの中で最小のフロア型「VELA FS 407.2」と、上位モデル「VELA FS 409.2」もJET6を採用。いずれのモデルも発売日や価格は未定だが、「既に量産品になっており、年末か年始頃から順次発売したいと考えている」とのこと。

フロア型「VELA FS 407.2」
フロア型「VELA FS 409.2」

エソテリック

プリメインアンプ「F-01」

エソテリックブースに入ると、まず目に入るのが11月から順次発売される、Fシリーズのプリメインアンプ「F-01」と「F-02」だ。価格は、クラスAのF-01が1,980,000円で11月、F-02が1,870,000円で12月発売。「望みうる最高のインテグレーテッドアンプ」として開発されており、特にプリ部が進化。F-01/02両モデルに、フラグシッププリ「Grandioso C1X」の開発で得られた新しい技術を投入。

プリメインアンプ「F-02」

セパレート型プリアンプさながらの大規模なフルバランス・デュアルモノ構成のプリアンプとなっており、3系統のES-LINK Analog入力を標準装備。ESOTERIC K/Nシリーズデジタルプレーヤーとの電流伝送接続により、ライブ感に溢れたサウンドが楽しめるという。

ボリュームコントロールも独自の「ウルトラ・フィデリティー・アッテネーター・システム」を搭載し、電源部も更に強化。フルバランス・ヘッドフォンアンプの搭載や、フォノアンプ、入力ソースごとに設定可能な3バンド・バランス・トーンコントロールなど、機能も更に充実させている。

さらに、フラッグシップGrandiosoシリーズに新しいディスクリート・クロック技術とDACのアナログ部アップグレードを加えたSEモデル「Grandioso D1X SE」、「Grandioso P1X SE」、「Grandioso K1X SE」も登場。11月出荷分よりSEとなり、既存3モデルは全てSEモデルに切り替わる。

SEモデルの価格は、SACD/CDトランスポート「Grandioso P1X SE」が429万円、モノラルDAC「Grandioso D1X SE」が429万円、SACD/CDプレーヤー「Grandioso K1X SE」が352万円。既に購入したユーザーを対象に、11月6日からSEへの有償バージョンアップサービスも開始。費用は各モデル44万円。

「Grandioso D1X SE」
「Grandioso K1X SE」

リンジャパン

360 PWAB

リンのブースで注目を集めているのは、4月に発表された最上位スピーカー「360」シリーズ。前モデル「Artikulat 350」の登場から18年の時を経た新作で、2つのブースに分けて、「360 PWAB」(11,550,000円)と「360 EXAKT」(18,700,000円)が試聴できる。

360 PWABは、低域のユニットだけアクティブ、残りの3ウェイ部分がパッシブで、外部アンプで駆動する構成。クロスオーバーはアナログ。

360 EXAKT

360 EXAKTは、EXAKT LINKで接続し、クロスオーバーもExakt Digitalで処理するタイプ。「Klimax System Hub」と「360 EXAKT Integrated Aktiv」を組み合わせ「最高のパフォーマンスを発揮する1ボックス + 2スピーカーのミュージックシステム」が完成するという。

EXAKT LINKで接続

ユニットは各モデル共通で、ツイーターに19mmベリリウムドーム、ミッドレンジは64mmの薄層ウォーブンケブラーコーン、中低域用に190mmのアルミニウム・マグネシウムコーン、低域用に220mmのロングスロー仕様のアルミニウム・マグネシウムコーンユニットを採用する。

その他

アイレックスのブースでは、イタリアの高級スピーカーブランド・ALAREの「Remiga1」(ペア836万円)や、独自のトランスミッションライン技術に基づいた音楽性豊かなサウンドが特徴のALBEDOのスピーカー「AMIRA」(ペア147.4万円)などをデモしていた。

左からALAREの「Remiga1」、ALBEDOの「AMIRA」
YG ACOUSTICSの新スピーカー「Sonja 3.2」(ペア2,090万円)を、KRELLのステレオパワーアンプ「KSA-i400」(814万円)でドライブ