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エソテリック「望みうる最高のプリメイン」プリ部が大幅進化「F-01/02」

F-01

エソテリックは、フラグシップの開発で得られた成果を投入したFシリーズのプリメインアンプ「F-01」と「F-02」を11月から順次発売する。価格は、クラスAのF-01が1,980,000円で11月、F-02が1,870,000円で12月発売。

F-02

「望みうる最高のインテグレーテッドアンプ」として開発。フラッグシップGrandioso「X」エディションで得られたセパレートアンプの開発成果を「余すところ無く投入することで、音楽のテクスチャーを豊かに捉える卓越した表現力を一体型アンプに凝縮した」とする。

従来のFシリーズからの最大のアップグレードポイントは、プリアンプの進化。F-01/02両モデルに、フラグシッププリ「Grandioso C1X」の開発で得られた新しい技術を投入することで、機能面でも音質面でも大幅にブラッシュアップしたという。

進化したプリ部

セパレート型プリアンプさながらの大規模なフルバランス・デュアルモノ構成のプリアンプとなっており、3系統のES-LINK Analog入力を標準装備。ESOTERIC K/Nシリーズデジタルプレーヤーとの電流伝送接続により、ライブ感に溢れたサウンドが楽しめるという。

また、ボリュームコントロールも独自の「ウルトラ・フィデリティー・アッテネーター・システム」を搭載し、電源部も更に強化。フルバランス・ヘッドフォンアンプの搭載や、フォノアンプ、入力ソースごとに設定可能な3バンド・バランス・トーンコントロールなど、機能も更に充実させた。

ES-LINK Analogプリアウトにパワーアンプ「S-05」を接続すれば、高品位な電流伝送のマルチアンプシステムも構築できる。オプションのプリアンプ専用外部強化電源ユニット(後日発売予定)も接続可能。

使用イメージ

パワーアンプの旗艦「Grandioso M1X、S1X」で刷新されたアンプ設計プラットフォーム。その回路設計思想を踏襲し、F-01 は30W/chのクラスA、F-02は120W/chのハイパワー設計となっている。

どちらのモデルも電源整流平滑回路からの全段をデュアルモノーラルで構成し、セパレートパワーアンプに匹敵する940VAの大容量EIコア電源トランスを搭載。

倍音豊かに再生するためのシンプル&ストレートな回路設計、内部インピーダンス低減によるスピーカーの自在なコントロールなど、「M1X/S1Xで培われた高度なエンジニアリングによる「引き算の美学」が細部に至るまで息づいている。駆動能力と音質面でセパレートパワーアンプにも負けない最高峰のクオリティーを目指した」とのこと。

どちらのモデルも、4ピンXLRのバランスと、アンバランス6.3mmのヘッドフォン出力も装備。MM/MC対応フォノ入力(RCA)も1系統備える。AVシステムとの共存に便利なAVスルー出力機能なども備えている。

外形寸法は445×471×191mm(幅×奥行き×高さ)で共通。重量はF-01が32.2kg、F-02が32.4kg。

F-01の背面
F-02の背面