ニュース
LG、世界初4K120Hzの“ワイヤレス”有機ELテレビ。97型と77型
2023年11月20日 15:40
LGエレクトロニクス・ジャパンは、世界初となる4K120Hzのワイヤレス有機ELテレビとして、97型の「LG SIGNATURE OLED97M3PJA」と、77型「OLED77M3PJA」を2024年2月上旬より順次発売する。どちらもオープンプライスで、店頭予想価格は97型が429万円前後、77型が99万円前後。97型は受注生産。
「OLED M3」シリーズの特徴は、端子やチューナーを内蔵した「ZeroConnect Box」が別筐体になっており、そこから映像や音声を無線接続することで、ケーブルを気にせずインテリアを最優先した設置ができること。
4K/120Hzの膨大な映像・音声データを60GHz帯でワイヤレス転送。高速であるだけでなく､一般的なWi-Fiと帯域が異なるため、混線による通信障害の心配もないという。ディスプレイとZeroConnect Boxは最大10mまで離せるので、配置の自由度が高い。
壁掛け用の取り付け金具も付属。テレビ本体の中に収まる構造で、テレビを壁面にぴったり密着させて設置できる「One Wall Design」を採用。97型は、別売の専用スタンドで設置することも可能。「配線フリー、ロケーションフリー、ストレスフリーの3つのフリーを実現する新時代のテレビ」としている。なお、ディスプレイとZeroConnect Boxは、それぞれ電源ケーブルの接続が必要。
映像エンジンには、人工知能を統合させた、独自開発のリアルタイムAIプロセッサー「α9 AI Processor Gen6」を搭載。「AI映像プロ」や「AIサウンドプロ」によって画質と音質を最適化し、地上波でも、ネット動画でもあらゆるコンテンツに合わせて、美しく鮮明な映像と豊かなサウンドで再生できるという。
webOS 23も採用し、ホーム画面からさまざまなアプリにアクセス。自分仕様にカスタムも可能。ホーム画面のアプリを自分仕様にカスタマイズも可能。「クイックカード」機能では、ホーム画面に「ホームオフィス」「ゲーム」「音楽」など、アプリをジャンルごとにまとめたカードが新たに追加され、カードの順番は自由に編集できるので、頻繁に使用するアプリをすぐに起動できる。
迫力ある高画質と応答速度0.1msによる高速なゲーム体験も特徴。「レースゲームなど画面の切り替えが速いシーンでも残像感が少なく、スピード感あふれるゲーム映像もクリアな表示で楽しめる」という。NVIDIA G-SYNC Compatible、AMD FreeSync Premiumテクノロジーにも対応。
テレビの画質に詳しくない人でも、簡単に、好みの画質に調整できるという「パーソナルピクチャーウィザード」機能を搭載。画面の案内に従って、表示された画像から好みの画像を1～2枚選択し、これを数回繰り返すことで、AIがユーザーの好みを判別し、8,500万通りの中から、ピッタリな映像モードを視聴できるようになる。
HDMI端子は3系統備え、すべてHDMI 2.1に対応。HDMI2.1で指定されたeARC、VRR(可変リフレッシュレート)、ALLM(自動低遅延モード)をサポートする。
チューナーは、地上/BS/CSデジタル×3、BS 4K・110度CS 4K×2を搭載。外付けHDDを接続し、裏番組録画も可能。
97型の定格消費電力は1,089W、年間消費電力量は515kWh/年。77型は定格消費電力734W、年間消費電力量は401kWh/年。