ラトビアから来たスピーカーARETAI「Contra100S」。研究開発に7年

「Contra100S」設置イメージ

エミライは、ラトビアのスピーカーブランド・ARETAIの取扱いを開始する。第一弾として2.5ウェイ密閉型ブックシェルフスピーカー「Contra100S」を発売。価格はペアで2,200,000円。スタンドは別売。

「Contra100S」

ARETAIは2018年に誕生したスピーカーブランド。創業者Janis Irbe(ヤニス・イルベ)氏はIT分野、特にデータセンター・クラウド分野において25年以上の経験を持つかたわら、音響再生システムの品質を定義する測定可能な主観的要因の研究、関連する技術文献やオーディオ工学学会の論文の研究を行なってきたという。

7年間の研究開発を経てContraシリーズを生み出し、国外の主要なオーディオショウへの展示をスタート。2023年に「Contra100S」の量産機を世に送り出した。

共同創業者のEdgars Zvirgzdiņš氏は、15年以上デザインキャリアをもち、ミニマルなエレガンスを目指し、視覚的なノイズを可能な限り減らす妥協のないアプローチにより、2022年にはContraシリーズとしてRed Dot Design Awardを受賞している。

「Contra100S」

スピーカーの特徴は2.5ウェイ構造で、フロント・リアに2基のウーファーを備え、「密閉型ながら驚くほど深くタイトな低音を実現した」という。特徴的なウェーブガイド構造により、位感に優れ、「音に触れられるようなリスニング体験をご提供する」とのこと。

具体的には、前後に配置した6インチの耐湿性ポリプロピレンコーンウーファーと密閉型構造により、30Hzまで位相ズレのないタイトで自然な低域を実現。筐体共振のキャンセルにも寄与しているという。

28mmシルクリングドームツイーターと特徴的なウェーブガイド構造により、90度幅において15kHzまでの優れた特性を獲得している。

6kHz/300Hzの設定を持つクロスオーバーネットワークを搭載。フロントウーファーの低域下限は電気的制限がなく、リアのウーファーにより300Hz以下を補う2.5ウェイ仕様となっている。周波数特性は32Hz～30kHz。インピーダンスは4Ω。外形寸法は210×250×400mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は15kg。