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カナダKanto Audio、DAC内蔵で約3.5万円からのアクティブスピーカー

「YU4」

完実電気は、カナダの老舗でプロダクトデザインに定評がある「Kanto Audio」のオーディオ部門の独占販売権を取得し、2024年1月より、アクティブスピーカー、スピーカースタンド、ヘッドフォンスタンドの3カテゴリの製品を順次発売する。いずれも価格はオープンプライスで、コンパクトなアクティブスピーカー「YU2」が34,800円前後から、オールインワンスピーカー「YU4」が59,800円前後から。

一般発売に先駆け、東京・二子玉川にある二子玉川 蔦屋家電では、12月26日より先行展示販売を開始している。

スピーカーは仕上げによって価格が異なる。スピーカースタンドはSシリーズ、SEシリーズ、SPシリーズの3種類、ヘッドフォンスタンドはH1、H2、HHの3種類を取り扱う。ラインナップは次のとおり。

アクティブスピーカー

  • YU2 MatteWhite/MatteBlack 34,800円前後
  • YU2 Walnut 37,800円前後
  • YU4 MatteWhite/MatteBlack 59,800円前後
  • YU4 Bamboo/Walnut 63,800円前後

スピーカースタンド

  • S2 4,980円前後
  • S4 5,980円前後
  • S6 8,980円前後
  • SE2 6,980円前後
  • SE4 9,980円前後
  • SE6 16,980円前後
  • SP9 9,980円前後
  • SP6HD 13,980円前後

ヘッドフォンスタンド

  • H1 5,980円前後
  • H2 7,980円前後
  • HH 2,980円前後

アクティブスピーカー「YU2/YU4」

「YU2」

アクティブスピーカーのYU2は、3/4インチのシルクドームツイーターと、3インチのコンポジットウーファーを搭載。ツイーターがクリアで鮮明な高音域を、ウーファーが歪みのない中音域と低音域を奏でるという。

密閉型で、外形寸法は10×13.5×15cm(幅×奥行き×高さ)とデスクトップやテレビ台に置いても邪魔にならないコンパクトなサイズ感を実現。背面パスポート設計により、ワークスペースに低音が響かず、自然な低音を楽しめるという。クラスDアンプを内蔵。

「YU2」Walnut

DAC機能も内蔵し、USB経由でPCと接続可能。3.5mmステレオミニのAUX入力も備える。出力はSub Out×1。本体背面にボリュームノブを備える。

再生周波数帯域は80Hz~20kHz、ピーク電力は100W(合計50W RMS)、待機時消費電力は0.5W以下。重さはアクティブ側1.4kg、パッシブ側1.3kg。

「YU4」Bamboo

YU4は1インチのシルクドームツイーターと、4インチのKevlarウーファーを搭載。「まるでアーティストが目の前で演奏しているかのような、リアルな音を体験できる」という。クラスDアンプを内蔵。

フォノプリアンプも内蔵し、アナログプレーヤーと繋いで、手軽にレコードを楽しむことが可能。Bluetooth 4.0準拠で、ワイヤレスで音楽を楽しむこともできる。コーデックではaptXやAACなどをサポートする。密閉型で、外形寸法は14×19×22cm(同)。

入力は3.5mmステレオミニのAUX×1、RCA×1、光デジタル×2。本体前面のノブでボリューム調整や5つの入力切替操作が可能。

再生周波数帯域は60Hz~20kHz、ピーク電力は140W(合計70W RMS)、待機時消費電力は0.5W以下。重さはアクティブ側3.2kg、パッシブ側2.5kg。

スピーカースタンド

「S2」

スピーカースタンドはS、SE、SPと、高さの異なる3種類をラインナップし、いずれもブラックとホワイトの2色を用意する。

もっともミニマルなデザインのSシリーズは、スピーカーに16度の傾斜をつけることが可能。「スピーカー性能を最大限に引き出し、全ての周波数を逃すことなく聴くことができる」という。

「S4」
「S6」

S2、S4、S6の3モデルを用意し、耐荷重はS2が最大約2.7kg、S4が同3.6kg、S6が同9kg。いずれも塗装仕上げのスチール製で、このうちS9は最大約9kgまでの重さをサポートするために5mmの頑丈なスチールを使っている。また、S4とS6はスピーカー固定用ネジが付属するため、スピーカーを固定して安定性を高められる。

「SE2」

SEシリーズは、高さ約17.5cmでスピーカーの音をダイレクトに届けるというスタンド。スピーカー下にスペースができることで、デスクトップスペースを最大限活用できるという。

「SE4」

カンチレバー設計と2mmシリコンスピーカーダンピングが、スピーカーキャビネットからの共振を吸収し、クリーンで歪みのないサウンドを楽しめる。こちらもSE2、SE4、SE6の3モデルを用意し、耐荷重はSE2は最大約3.2kg、SE4が同4.1kg、SE6が同10kg。SE4とSE6にはスピーカー固定用ネジが付属。

「SP9」

SPシリーズは3~4インチのスピーカーに対応した高さ約21cmのSP9、4~7インチのスピーカーに対応した高さ約15.2cmのSP6HDの2モデルを用意。いずれもスチール製で振動を大幅に低減し、ニアフィールドリスニングの品質を向上させるという。

「SP6HD」

どちらも支柱は中空で、ケーブルを通すことができ、すっきりとした配線が可能。2サイズのトッププレートが付属し、さまざまなスピーカーに対応するほか、各トッププレートは最大で左右に15度回転させられる。

付属トッププレートのサイズは、SP9が8×12cmと11×18cmが各2枚、SP6HDが11×18cmと17.8×17.8cmが各2枚。耐荷重はどちらも最大約13.6kg。

各モデルの外形寸法とペア重量は次のとおり。

  • S2 10×13.5×3.4cm(幅×奥行き×高さ) 0.1kg
  • S4 14×20×5.1cm(同上) 1.3kg
  • S6 17.8×24.7×6cm(同上) 3.1kg
  • SE2 14.2×11.5×9.7cm(同上) 1kg
  • SE4 21.1×14×14.1cm(同上) 2.3kg
  • SE6 22.4×17.5×17.5cm(同上) 3.7kg
  • SP9 11×18×21cm(同上) 3.5kg
  • SP6HD 17.8×21.5×15.2cm(同上) 6.2kg

ヘッドフォンスタンド

「H2」

ヘッドフォンスタンドは卓上タイプのH1、H2、フックタイプのHHの計3モデル。H1はスリムなスチールフレームとクッション性の高いシリコン製クレードルを装備。高さ25.7cmでほとんどのヘッドフォンに適合するという。シリコンクレードルは幅5.2cmまでのヘッドバンドにフィットする。耐荷重は最大約3kg。

H2は工業用の頑丈なデザインを持ちながら、Kantoの美学を取り入れ、「製品を美しくディスプレイする」というコンセプトに基づいたデザイン。高さ約29.4cmで、ヘッドフォンとデスク表面の間にスペースを確保できる。シリコン製クレードルも備え、幅約8.9cmまでのヘッドバンドに適合する。耐荷重は最大約10kg。

HHは接着テープ、またはオプションの取り付けネジでデスク株に固定するタイプのヘッドフォンスタンド。筐体はスチールせいで、シリコン製クッションも備える。耐荷重は最大約900g。

「HH」