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小島秀夫の「DEATH STRANDING」実写映画化

コジマプロダクションとA24が、共同でゲーム「DEATH STRANDING」を実写映画化する

「メタルギア」シリーズなどを手掛けた小島秀夫氏が率いるコジマプロダクションは12月14日、アカデミー賞受賞作「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」などの話題作を世に送り出してきた映画製作・配給会社「A24」と、世界的なヒットを記録したゲーム「DEATH STRANDING」の実写映画製作を共同で行なうと発表した。

DEATH STRANDINGは、荒廃したアメリカ大陸で生き残った人々の”つながり”を描く、コジマプロダクションの初タイトル。実写映画製作にあたっては、A24へ映画化権を独占的にライセンスし、国際共同製作契約を締結している。

A24は2012年に設立され、エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのほか、Netflixシリーズ「BEEF/ビーフ~逆上~」を手掛けるグローバル・エンターテインメント企業。ニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドンを拠点に、「ヘレディタリー」や「ムーンライト」、など110本以上の映画作品や、30本以上のTV番組が並ぶプレミアム・ライブラリーを構築している。

小島秀夫氏

小島氏は「すでに世の中には『ゲームの映像化作品』は溢れている。しかし、ぼくら(A24とKJP/コジマプロダクション)が創造するのは、ゲームを映画に置き換えた、ただのトランスレーションではない。ゲームのファンだけが満足するのではなく、映画ファンも唸るようなものになるはずだ。映画であることの意味に満ちた、映画にしかできない、誰もみたことのないDEATH STRANDINGの世界が生まれる」とのコメントを発表している。

ゲームクリエイター/小島秀夫のコメント

A24――およそ10年前に誕生した瞬間から、「A24でしかありえない」独自性と存在感を放っている稀有な存在。彼らが贈りとどけるものはどれも素晴らしく、ぼくは、ずっと注目し、共感していた。どこかコジマプロダクションにも通じる姿勢を感じていた。そんな彼らとDSの映画を創る。すでに世の中には「ゲームの映像化作品」は溢れている。しかし、ぼくら(A24とKJP)が創造するのは、ゲームを映画に置き換えた、ただのトランスレーションではない。ゲームのファンだけが満足するのではなく、映画ファンも唸るようなものになるはずだ。映画であることの意味に満ちた、映画にしかできない、誰もみたことのないDEATH STRANDINGの世界が生まれる。A24とのコラボは、映画業界だけではなく、ゲーム業界や“デジタルのエンタメ”の未来を大きく変えるだろう