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旭化成エレ、“先進のオーディオ&ボイス体験”を実現する車載用DSP

旭化成エレクトロニクス(AKM)は、先進のオーディオ&ボイス体験を実現するという、HiFi4搭載のDSP新製品「AK7018」「AK7017」を開発した。サンプル提供は2024年3月を予定する。

どちらのDSPも、組み込みオーディオソフトウェアの分野で有名なDSP Concepts社の開発プラットフォーム「Audio Weaver」に対応。「すでにAudio Weaver上にあるサードパーティのオーディオアルゴリズムIPの豊富なエコシステムを利用することで、スケーラブルなオーディオ&ボイスアプリケーション開発環境を実現」。新しいDSPを採用することにより、高度な車載インフォテインメントシステムを柔軟に構成することができるという。

AK7018のデュアルHiFi4 DSP構成により、一方のコアでハイレゾオーディオ処理を、もう一方のコアで音声処理や他の機能を同時に行なうことが可能。HiFi4は、Cプログラム可能なDSPとなっており、ユーザーは両方のコアをAudio Weaverで使用することも、2番目のコア(または両方のコア)を使用して、他のカスタムオーディオアルゴリズムを実行することもできる。

多彩なクロッキングオプションと豊富なI/Oサポートは、高度かつ複雑なオーディオシステムにも適しているとのこと。またどちらのDSPもピン互換であるため、スケーラビリティの高い製品開発ができるのも特徴という。