ニュース

旭化成エレクトロニクス、オーディオ用DACなど出荷再開

2022年1月31日 15:43

VELVET SOUNDブランドのページ

旭化成エレクトロニクスは、半導体製造工場の火災により供給に影響が出ていたVELVET SOUNDブランドのDAC、ADCチップの13製品について、サンプル出荷を再開すると発表した。1月より順次サンプル出荷を開始しており、量産品は2022年第3四半期に供給開始の見込み。

出荷を再開するのは以下の製品。

同社は昨年の12月に、これらDACなどについて「2022年のサンプル出荷再開に向けて現在準備を進めております」とのメッセージを公開していた。

同社は音楽のデジタル化が本格的に普及した1980年代後半より、ΔΣ変調技術をベースとした多くのオーディオICを手掛けており、製品の累計出荷数量は35億個を越え、音に関するあらゆる分野で2,500社以上に採用されてきた。

ハイエンドオーディオやコンシューマーオーディオだけでなく、厳しいスペックが求められるハリウッドの録音現場、電子楽器でも使われており、「世界最高レベルのエンターテインメントを実現するために欠くことのできないデバイスとなっている」という。

VELVET SOUNDは、AKM新世代オーディオデバイスに与えられた「サウンドフィロソフィー」とそれを実現する技術である「アーキテクチャ」と「コアテクノロジー」のブランドと位置づけられており、”原音重視”“情報量と力強さの両立”をコンセプトに設計されている。