ニュース

ティアック、XLR/アナログマルチch出力搭載の業務用プレーヤー

「BD-MP1MKII」

ティアックは、TASCAMブランドより、Blu-ray、DVD、CD、SDカード、USBメモリーの再生に対応した業務用マルチメディアプレーヤー「BD-MP1MKII」を、6月下旬に発売する。価格は99,000円。

業務用マルチメディアプレーヤー「MD-MP1」の後継機。電源投入後に自動再生するパワーオンプレイ機能や、リピート機能、パネルロック機能のほか、EthernetやRS-232Cによるリモートコントロールなどの機能はそのままに、新たに最大512GBのSDXCカードに対応。商業施設や文教施設、博物館、バンケットルーム、劇場などでのコンテンツ再生に適したモデルだという。

Blu-rayやDVD、CDの各種ディスク再生が可能。フロントパネルのメディアスロット経由で自動的なコンテンツ再生ができる。なお、8cm CD(シングル)は非対応。SDカード、USBメモリーのファイル再生では、幅広いフォーマットに対応する。

パワーオンプレイ機能では、チャプターごと、タイトル、A-B間リピートなどの再生機能と組み合わせ、電源操作のみでシームレスなリピート再生ができる。公共の場面でのスムーズなコンテンツ再生に役立つという「Hide MENU機能」も装備。電源投入後やディスク挿入時に表示されるホーム画面の表示・非表示(ブラックアウト画面)を選択できる。

XLRバランス、RCAアンバランス出力を装備し、ミキサーやアンプなど、ほとんどの業務用機器に対して柔軟な対応が可能。HDMIはDolby AtmosやDTS-HDをパススルー出力でき、対応AVアンプと組み合わせればサラウンドシステムを構築することもできる。

背面パネルに加えて、アクセスしやすい前面パネルにもUSBメモリーポートを備える。リアパネルの同軸デジタル出力はDolby AudioやDTSなどのデジタルオーディオ出力に対応するほか、2chリニアPCMの再生もできる。

さらに、7.1chサラウンドシステム用にフロントL/R、センター、サイドL/R、サラウンドバックL/Rおよびサブウーファー専用の出力端子も備えた。

操作用のリモコンが付属するほか、本体ボタンでも基本操作が可能。誤操作防止や設定後の変更防止のため、操作ボタン、リモコン、トレー開閉はロックできる。筐体は金属製で、1Uラックマウントサイズ。消費電力は30W、外形寸法は482.6×280.7×44mm(幅×奥行き×高さ)、重さは2.64kg。