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ローランド、ゲーム配信特化ミキサーにHDMI搭載モデル

「BRIDGE CAST X」

ローランドは、HDMI入力端子を備え、ビデオキャプチャー機能を新搭載したゲーミングミキサー「BRIDGE CAST X」を、2月10日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は64,900円前後。

「BRIDGE CAST X」(右)は、'23年1月発売の「BRIDGE CAST」(左)の上位機種となる

2023年1月に発売したゲーミングオーディオミキサー「BRIDGE CAST」の上位機種。BRIDGE CASTシリーズの特徴である、高ゲインのマイク用プリアンプや高い操作性、音質はそのままに、2系統のHDMI入力を搭載し、ゲーム機などの映像と音声を取り込めるようになった。外部ディスプレイを接続できるパススルーのHDMI出力も備える。

なお、一度にアクティブにできるHDMI入力は1系統のみ。2系統の入力は、本体からワンボタンで切り替えられ、専用機器を別途用意することなく、複数のゲーム機を接続したまま切り替えて使用できる。

HDMI入力/パススルー出力は、最大3,840×2,160/60pをサポートし、HDRにも対応。USB映像出力時は最大3,840×2,160/60pをサポートする。PC接続用に2系統の接続が可能なUSB Type-C端子も装備。ゲーム配信などを行なう際、ゲーム用PCと配信PCの2台を使う2PC配信環境を簡単に構築できるという。

本体に各種機能を割り当てられるコントロール・パッドを備え、設定の切り替えや効果音の再生、著作権フリーのBGMをユーザーが選んだ“ムード”にあわせて自動選曲して再生できる「BGM CAST」のコントロールなどができる。各パッドの発光色を変えられるため、機能ごとに色を割り振ることも可能。

オーディオインターフェイスとしては、XLR入力を搭載。高性能プリアンプを内蔵するため、クリアなサウンドで会話やゲーム配信ができる。そのほかAUX入力やLINE出力、ヘッドフォン端子も備えた。

マイクの音声や、ボイスチャット、ゲームのサウンド、BGMなど、さまざまなサウンドの音量バランスを調整できるほか、配信者本人が聴きたい音と、配信を見ている視聴者にとって聴きやすい音を、それぞれ独立して調整できるデュアル・オーディオミキサー機能も利用できる。

ローランドの音響技術を使った5.1/7.1chのHDMI入力に対応したバーチャル・サラウンド機能も搭載。「立体的で臨場感のあるサウンド」をヘッドフォンで楽しめる。

電源はUSBバスパワーで、市販のUSB PD対応ACアダプターを組み合わせることも可能。対応OSはWindows 10/11、macOS 12以上、iOS 16以上。外形寸法は269×130×70mm(幅×奥行き×高さ)、重さは1.35kg。