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「ドラゴンボール」テーマパーク、サウジアラビアに建設。中央に70mのシェンロン
2024年3月22日 18:23
世界初となる「ドラゴンボール」のテーマパークがサウジアラビアで建設される。東映アニメーションとQiddiya Investment Companyが、サウジアラビアのギガプロジェクトのひとつである「Qiddya(キディヤ)」に関する調印式を3月22日に都内ホテルで実施した。
建設が発表されたドラゴンボールテーマパークは、500,000m2を超える広さを誇り、7つのエリアで構成された敷地には「カメハウス」、「カプセルコーポレーション」、「ビルスの星」など作品を象徴するさまざまな建物を再現。
TVシリーズ「ドラゴンボール」から「ドラゴンボール超」に至るまで、作品内で描かれた数々の世界に入り込み、まるでアニメーションに登場するキャラクターになったかのような気分で孫悟空たちとともに冒険を楽しめるという。
アトラクションは5つのライドを含め合計で30以上ラインナップ。ランドマークとしてパーク中央に据えられる全高約70mの「神龍(シェンロン)」には、その内部を通り抜ける大型ジェットコースターが設置される予定。
加えて、パーク内にはホテルやレストランも完備し、1日中ドラゴンボールの世界に浸ることができる空間を提供するとのこと。
ギガプロジェクトのひとつであるキディヤはサウジアラビアが掲げる「サウジ・ビジョン2030」の主要な構成要素であり、同国が目指す活力ある社会、繁栄する経済、国家にとって重要な役割を担うとのこと。
ドラゴンボールテーマパークが建設されるキディヤシティは、キディヤが最初に開発する都市として、首都・リヤドから車で約40分に位置する地区で開発が進められており、“遊びに特化した都市”として、エンターテインメント、スポーツ、文化の中心地となることが期待されている。
調印式には、テーマパークに建設予定の巨大神龍を模した“シェンロンコースター”を1/50スケールで再現したビッグジオラマが登場。東映アニメーションの高木勝裕社長と、Qiddiya Managing Director アブドッラー・アルダウード氏が握手した。
なお、発表に先立ち、高木社長は「先日『ドラゴンボール』の原作者であられます鳥山明先生が、逝去されました。謹んでご冥福をお祈りいたします」と哀悼の意を表すと共に、「弊社は半世紀以上に渡り日本のアニメーション業界を牽引してまいりました。アニメ制作会社として、そのノウハウを活かし、サウジアラビアの“子ども達と人々に『夢』と『希望』を与える”ことができるこのチャンスにぜひ、我々も参加させていただきたいと思い、この様な場を設けさせて頂ける運びとなりましたこと、大変嬉しく思っております」と挨拶した。