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SHANLING、2種類のフィルターを交換できるIEM。約2.9万円
2024年3月26日 12:10
MUSINは、SHANLINGブランドのインイヤーモニター「MG100」を3月29日より発売する。カラーはタングステンブラック。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は28,710円前後。発売に先駆け、予約受付を開始している。
ハイエンド製品にも採用される、高精度セラミック振動板を採用したダイナミックドライバーユニットを採用し、全帯域にバランスの取れたサウンドを再生する。高性能マグネットと、その磁束にも適応するHCCAWボイスコイルを組み合わせ、金メッキシェルカバーにて磁気漏れを低減することで、外部のノイズ干渉を恐れることなくサウンドへ没入できる設計としている。
セラミックダイヤフラムはポリエステル製ダイヤフラムと比較して50%硬度に優れ、5倍以上の耐熱性を保有。駆動による摩耗や変形が発生せず、温度変化によるサウンドの変化等が発生しないため、長時間リスニングによるサウンドの安定性や、ダイヤフラムの長寿命を実現しているという。
また金属製ダイヤフラム比較で30%の軽量化を実現。伝達効率と応答速度を大幅に向上し、解像度・トランジェント・サウンドレイヤーの再現性に優れているとする。このダイヤフラムにより、広帯域バランス再生に優れ、全帯域で高調波歪みが少なく、張りのある低・中音域を実現した。
デュアルマグネティック回路を採用。シグナルへのレスポンスと、ダイヤフラムへの伝達性能を向上し、優れたダイナミックレンジによる広大な音場表現を実現。このムービングコイル設計により、磁場が均等に分散されて歪みを低減し、磁束が大きくなることで、レスポンスが向上し明瞭なサウンドになった。
5軸CNC切削加工と酸化防止処理により、軽量性、堅牢性、耐腐食性を実現した航空機グレードの堅牢性に優れたアルミニウム合金筐体を採用。豊かな響きを生むだけでなく、不要な定常波を低減し、サウンドの品質を安定化した。
イヤフォン側端子はMMCX。付属ケーブルは、独自の交換可能プラグを採用。接続機器に合わせて、3.5mm/4.4mmの変更ができる。ケーブル長は1.3m。
フィルターも交換可能で、銅とステンレスの2種類を用意。銅製のスタンダードは、全帯域のバランスに優れ、あらゆるタイプの音楽に対応できる、オールラウンドなサウンド。ステンレス製のアンビエンスは、ロックやジャズをターゲットした、低域をブーストし、高域の明るさを少し抑えたサウンドとしている。
周波数帯域は15Hz〜40kHz。インピーダンスは32Ω。感度は113±3dB。重量はイヤフォン片側5.6g。