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JBL小型Bluetoothスピーカー進化。音質向上、アプリ対応「GO 4/CLIP 5」を「スマホ直聴きの人へ」

小型な「GO 4」

ハーマンインターナショナルは、JBLブランドの新Bluetoothスピーカーとして、小型な「GO 4」と、カラビナ付きの「CLIP 5」を発表した。4月11日より発売予定で、価格はオープンプライス。直販価格はGO 4が7,700円、CLIP 5が9,900円の予定。

カラビナ付きの「CLIP 5」

どちらもコンパクトで持ち運びしやすいBluetoothスピーカー。刷新されたプラットフォームを採用することで、音質を進化させているほか、新技術による拡張機能も搭載。豊富なカラーバリエーションを揃えているのも特徴となる。

カラーバリエーションは2機種共通で、スウォッシュピンク、ウィンブルドングリーン、ファンキーブラック、ブラック、ブルー、レッド、ホワイト、スクワッド、パープル。パープルは直販サイト限定販売。

豊富なカラーバリエーションを用意する
パープルは直販サイト限定販売

どちらのモデルも、豊かな声と低域を実現するため、口径を大きくした45mmフルレンジ・ドライバーを採用。これに、新設計のパッシブラジエーターを組み合わせることで、前モデル比10%という深みの増した低域再生を可能にした。

GO 4の内部が見えるスケルトン。新設計パッシブラジエーターを備えている
CLIP 5
CLIP 5は背面に新設計パッシブラジエーター

さらに、ロスを減らし最適なパワーマネージメントを行なうことで、スピーカーの実力を引き出すというアンプも搭載。CLIP 5はさらにアンプ出力も増強されている。

機能面では、新パーティーモードが利用可能になる。AURACASTの技術を使ったもので、シリーズとしては初めてアプリ「JBL Portable」に対応。アプリからの設定で、複数台を連携して再生させるマルチ接続や、イコライザーの設定も可能になる。さらに、シリーズ初のマルチポイント接続にも対応する。

なお、新製品のGO 4、CLIP 5は発売当初から対応しているが、同じシリーズの「PULSE5」、「CHARGE5 Wi-Fi」は、今後のファームウェアアップデートによりAURACASTに対応する予定。

カラビナ付きのCLIP 5は、カラビナ部分が開口φ23㎜に拡大。どちらのモデルもIP67等級の防水防塵性能を実現している。GO 4は最大7時間の再生が可能で、音圧は下がるがプラス2時間延長可能な「プレイタイム・ブースト」機能を用意。CLIP 5は最大12時間再生で、こちらはプラス3時間延長可能なプレイタイム・ブーストが利用できる。

“スマホ直聴き”の人に「スピーカーを使ってみて」と提案

濱田直樹プロダクトマーケティングマネージャー

ハーマンインターナショナル マーケティング本部の濱田直樹プロダクトマーケティングマネージャーは、2023年にストリーミングが全体の3割を占めるようになった日本の音楽市場について、「実際に、皆さんが何処で、どんなデバイスを使って聴いているのか、ユーザーの実態を把握しようとアンケートを実施した」という。

15~49歳の男女400人を対象にした調査で、音楽ストリーミングの利用は4割となり、その利用者に「どうやって音楽を聴いているか?」を聞いたところ、ワイヤレスイヤフォン:72%、ポータブルスピーカー:17%という結果になったという。

しかし「17%のポータブルスピーカーよりも多い、33%の方が利用しているものがあった。それはスマホ内蔵のスピーカー、いわゆる“直聴き”だった」とのこと。

スマホ内蔵のスピーカー、いわゆる“直聴き”が33%と多い

その上で濱田氏は、「イヤフォンを使っている人がメインという結果だったが、スピーカーがを使いたいというシーンもあるという結果でもあり、我々はこれをチャンスととらえた。イヤフォンの利用は、通勤、通学、一人で食事をする時など“独りで没入する”時。それに対して、スピーカーは、リビングやお風呂に入りながら、ホテルで、メイクをしながら、キャンプ、料理や家事の合間など、ゆったりと“ながらでの利用”と棲み分けができている」。

「イヤフォンは争う相手ではなく、共存できる相手。イヤフォンは独りでガッチリ聴く人も、家に帰ってリラックスする時はスピーカーが良いと考えている。その時に、“スマホ直聴き”している人たちに向けて、“スピーカーを使ってみてください”と提案していきたい」と語り、その提案に最適なモデルとしてGO 4、CLIP 5を紹介した。

使うシーンが異なる。イヤフォンは争う相手ではなく、共存できる相手

世界ではスピーカーを活用するライフスタイルがより定着しており、アフターコロナに伴い、JBLとして記録的な販売を更新中で、2023年には累計出荷2億台を突破したとのこと。この世界的な流れも追い風に、日本でもさらにスピーカー利用を根付かせたいという。

これに関連し、春のキャンペーンも予定。水曜日のカンパネラの詩羽さんを起用し、春らしいヴィヴィッドでポップなビジュアルイメージを作成。「わたし、響け!」をテーマに、個性豊かで充実したJBLの新製品をアピール。ゴールデンウィークには渋谷スクランブル交差点13面ジャックをするなど、東名阪で展開予定だという。

水曜日のカンパネラの詩羽を起用した春のキャンペーンも実施する
発表会に駆けつけた詩羽さん

さらに、スニーカーのフリマアプリ「スニーカーダンク」(スニダン)とコラボ。GO 4、CLIP 5の発売を記念し、スニーカーのプロが選んだ旬のレアスニーカーと、JBLスピーカーを組み合わせたプレゼントキャンペーンも4月5日~5月31日まで実施予定だという。

発表会場では、新モデルも含め、シリーズを様々なシーンで活用しているシーンを想定した展示も実施していた。