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光城精工の仮想アース“3種の神器”完成。コンセントプラグ型「Crystal Eop-G」

「Crystal Eop-G」

光城精工は、コンセントプラグ型の仮想アース「Crystal Eop-G」を、7月4日に発売する。価格は180,000円(税別)で、6月6日から予約を受け付ける。

総販売数1.5万台を達成したボックス型仮想アース「Crystal E」シリーズ、同1万台達成のスティック型仮想アース「Crystal Ep」シリーズに続く、仮想アースの第3弾。同社の仮想アースは、このCrystal Eop-Gをもって「『三種の神器』となり完結を迎える」とのこと。

従来の2シリーズは「遠くのアースより近くのアース」をコンセプトに、各々のオーディオ装置の空き端子を活用し、回路GNDやフレームGNDを強化するものだったが、今回のCrystal Eop-Gは、これまでのコンセプトを継承しつつ、各装置のGND強化に加え、オーディオシステム全体の安定動作(GND強化)を狙うものだという。

電気二重層コンデンサ(スーパーキャバシタ)を計8本採用

オーディオシステム全体をカバーする導体表面積確保と小型化を両立するために、電気二重層コンデンサ(スーパーキャバシタ)を活用。電気二重層コンデンサを8本充填することで、Crystal E-Gの約1,200倍、Crystal Ep シリーズの7,200倍以上という80,000,000cm2の導体表面積を確保した。これはサッカーフィールド約1面分の面積に相当するという。

音質への効果は、上述の驚異的な導体表面積により、SN比向上のほか、立体的な空間も再現。「これまで気にすることすらできなかった細やかな音や情報が聴きとれるようになる」ことに加え、「音場の奥行き感と共に、輪郭がハッキリすることで力感を持って前面に出てくる。歌い手はしっかりセンターに定位、音場は前後、左右、上下に拡大され、まさにステレオ領域を超えた『2ch 超越進化論! ゾーン突入』」とのこと。

また、8本の電気二重層コンデンサを効率よく内部配置するために、放射状に均等配置されたシリンダ構造を採用。導電性を必要とする内部キャップや胴体、封止キャップの金属素材は、音質的バランス調整を繰り返した結果、異金属(銅、真鍮、SUS)で構成している。

空きコンセント挿入時に電圧印加が不要なコンセントプラグブレードには、安全性と強度を考慮したABS素材を、アース電極のみに導電性をもたせた真鍮金メッキ端子を使用している。

本体は発展性や拡張性を高めるため、コンセントプラグ部、本体、保護キャップ部の3ピース構成。それぞれオスメスネジ構成になっているためCrystal Eop-G同士の連結が可能。

連結させた場合、コンセントプラグ部と保護キャップ部に“余剰”ができるが、これを組み合わせてコンセント保護キャップとして使えるという。外形寸法は38.5×78mm(直径×長さ/突起部含む)、重さは約193g。

本体は3ピース構成
2本連結もできる
連結時の余剰パーツはコンセント保護キャップとして活用可能