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光城精工、小型化した仮想アース搭載カーオーディオ用電源フィルタ「Nve-05」
2024年8月30日 14:00
光城精工は、カーオーディオ用電源フィルタ + 仮想アース搭載モデル「Nve-05」を9月15日に発売する。価格は45,000円(税別)。現行機「Nve-03」の上位モデルで、ノイズフィルタと仮想アース部に変更・改良を加えることで小型化に成功したという。
ハイブリッドやEV化が進み、カーオーディオ機材を含め車載される各種制御電子機器のデジタル化が一般的になり、車内は様々な高周波ノイズで溢れているという。Nve-05は、こうした高周波ノイズ対策に特化したもので、高周波特性に優れたフィルムコンデンサを容量別に配列(高周波インピーダンスを低減化)し、インバータやスイッチング電源、内部クロックなどから発生されるノイズを抑制・減衰するという。
さらに、スティック型仮想アース「ve-02p」に採用されている特殊アルミ電解コンデンサを搭載。新型コンデンサ採用により、Nve-03よりも導体表面積の拡大を実現した。
フィルタを形成するフィルムコンデンサには、高周波特性に優れ、ホームオーディオ向け製品にも採用している、岡谷電機製ノイズサプレッションキャパシタ、TDK製EMIサプレッションキャパシタを採用。
フィルタを構成するフィルムコンデンサ群はブスバーに直接実装。パワーライン間の浮遊容量(見えないコンデンサ形成)を利用すると共に、不要なインダクタンス成分の発生を抑え、より効果的なノイズリダクション特性になったという。
仮想アース部は、新たにve-02pシリーズに搭載されている特殊アルミ電解コンデンサを2本採用。内部導体には、帯状に加工された高純度アルミニウム箔を採用しており、見かけ上の表面積はわずか100cm2(10cm×10cm)程度だが、導体表面の特殊エッチング処理により、海綿質構造に似た空洞が無数に形成。この空洞で導体表面積が拡大し、22,000cm2(220cm×100cm)の有効面積を持つという。
ノイズリダクション特化型電源フィルタ「N-04」と同じサイズまで小型化。外形寸法は81×159×40mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約542g。
入出力に2端子の端子台を採用。電源入力の±および出力の±を備え、大容量パワーアンプにも対応できる最大定格100Aの端子台となっている。
ADD ve端子も新規追加。スティック型仮想アースのve-02pや、BOX型仮想アースのve-02を増設することもできる。