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Ferrum Audio、進化したヘッドフォンアンプ/DAC/プリ「ERCO Gen2」。独自デジタルフィルタ実装

ERCO Gen2

エミライは、Ferrum Audioの新製品として、4.4mmバランス端子を搭載するヘッドフォンアンプ内蔵USB DAC兼プリアンプの「ERCO Gen2」を6月7日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は352,000円前後。

「ERCO」をベースとして、フラッグシップDAC「WANDLA」の開発によって培われたノウハウを投入。ソフトウェアおよびアナログ回路を大幅にアップデートしながら、価格を据え置いたのが特徴。

追加された新機能

USB入力において、新たにPCM 768kHz/32bit、DSD 512の再生に対応。

さらに、WANDLAの技術を取り入れた新設計のI/V変換回路により再生品質も向上している。

独自の外部実装デジタルフィルター「HQアポダイジング・デジタル・フィルター」も標準実装。DSP技術により相互変調歪みとサンプル間ピーク歪みも低減させた。

ライン出力の電圧をレッドブックに準拠(アンバランス2V RMS/ バランス4V RMS)させた。

踏襲している特徴

DACチップにESS Technology製「ES9028PRO」を採用。DACチップの真価を発揮させるため、超低ジッター水晶発振器も備えている。

DAC出力段から出力端子に至るまで、フルバランス設計を徹底。アナログ入力時129dB、デジタル入力時117dBという優れたダイナミックレンジを実現した。

バランス駆動時6,100W@50の大出力を実現した、独自設計のヘッドフォン駆動用ICパワーアンプセクションも用意。

オーディオ用にデジタル入力信号制御の最適化を施したARMチップを採用しており、独自のMQAレンダリング/デコード機能を搭載。

HYPSOSを接続するための4ピン・コネクタも備え、電源品質を大幅に強化できる(Ferrum Power Link)。

ヘッドフォン出力は4.4mmのバランスに加え、シングルエンドの6.35mmジャックも搭載。バランスXLR、およびアンバランスRCAライン出力を備え、アンバランスRCAライン入力も備えているので、プリアンプとしても使用できる。

高精度なアナログボリューム機構も搭載。バイパスしてシンプルなUSB DACとしても利用可能。