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アイ・オー、業界初の「タイムシフトマシン」対応SSD。6ch同時24時間連続録画

「AVSSD-RS」

アイ・オー・データ機器は、レグザの「タイムシフトマシン」に対応するスティック型SSD「AVSSD-RS」シリーズを7月末に発売する。ラインナップと価格はストレージ1TBが26,730円、2TBが48,950円。

録画時間の目安は19時から25時のゴールデンタイムに6チャンネル同時で録画した場合、1TBが約3日間、2TBが約1週間分を録画できる。

対応のテレビ、レコーダーは以下の通り。


    テレビ
  • TVS REGZA/東芝「レグザ」
  • パナソニック「ビエラ」
  • LG Electronics Japan 液晶テレビ
  • Hisense「ハイセンス」
  • FUNAI液晶テレビ

    レコーダー
  • TVS REGZA/東芝「レグザブルーレイ」
  • パナソニック「ディーガ」

6チャンネル同時で24時間連続録画に対応するスティック型SSDは業界初という。テレビの裏側の録画用USB端子に挿すだけで使えるため、壁掛けや壁寄せでも余分なケーブルなどが出ることなくテレビ周りをスッキリとさせることができるほか、HDDと異なりディスクの回転が無いため、無音で使用できるのが特徴。

HDDの設置例
AVSSD-RSの設置例(タイムシフトマシンポートに2つ差し)

これまで6チャンネル同時の24時間連続録画に対応したSSD製品が市場になかった理由は、従来のSSDの仕様にあったという。SSDの書き込み速度は一定ではなく、書き込みデータが多いタイミングで高速化し、書き込みデータが少ない状態のときに書き込み速度を落として内部処理が行なわれている。これにより、SSDならではの最大速度を活かすことができていたという。

一方で、この仕様のまま6チャンネルの24時間連続録画を行なおうとすると、24時間同じ容量のデータを常に書き込む必要があるため、SSDの内部処理が始まって書き込み速度が下がったタイミングで、書き込むデータ量に対して書き込み速度が追いつかなくなり、録画データが破損してしまうのだという。

そのため、同製品では従来の最高速度ではなく、高速応答を重視したチューニングを実施。SSDの内部処理が行なわれるタイミングでも6チャンネル分の番組データを書き込める速度を維持できる「IOオリジナルAVRecording」方式を開発した。

また、使用温度範囲が5〜40度となっているのも特徴で、従来の製品(35度まで)よりも高い温度でも使用できるとのこと。

なお、同製品はPCとも接続することはできるが、上記の仕様から、録画専用としての利用が推奨されている。

外形寸法は約20×62×8mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約11g。保証期間は1年間。