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完全新作「スーパーマン」'25年夏公開。特報&ビジュアル公開
2024年12月20日 12:00
完全新作となる映画「スーパーマン」の日本公開が2025年夏に決定。公開決定にあわせ、特報とティザービジュアルが公開された。配給はワーナー・ブラザース映画。
1938年にアメリカの出版社・DCコミックスにて発行されたコミック「Action Comics #1」にて初登場したスーパーヒーロー「スーパーマン」。その歴史は、日本でもおなじみの「バットマン」「ジョーカー」「スパイダーマン」「アイアンマン」「キャプテン・アメリカ」といった数々の人気キャラクターよりも長く、アメコミ史上最も歴史のあるヒーロー=アメコミヒーローの原点、としてこれまで世界中で愛され続けてきた。
2025年夏公開の完全新作「スーパーマン」で監督/脚本を務めるのは、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズや映画「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」(監督)、「アベンジャーズ」シリーズ(プロデューサー)などを手掛けてきたジェームズ・ガン監督。
ガン監督は、ピーター・サフランと共に、2022年10月にDCスタジオのトップに就任。その動向が注目されていたが、スーパーヒーローの原点・アイコン的な存在として、誰もが名前を知るヒーロー「スーパーマン」の長編映画が新生DCユニバースの第一弾作品となることが今回明らかになった。なおDCスタジオは、DCコミックのキャラクターをベースにした“新生”DCユニバースを10作品制作する予定であることを発表している。
今回新たにスーパーマン/クラーク・ケントを演じるのは、デイビッド・コレンスウェット(「ツイスターズ」、「ハリウッド」)。無敵なヒーローとしてのスーパーマンと、正体を隠すため大手メディア「デイリー・プラネット」で新聞記者として平凡に働くクラーク・ケント、全く異なる2つのキャラクターを演技。ガン監督は「デイビッド・コレンスウェットは彼の素晴らしさでみんなを驚かせるでしょう。彼は私が今まで一緒に仕事をした中で最高の俳優の一人」と太鼓判を押している。
スーパーマンの正体を知る恋人であり、同じくデイリー・プラネット社で働くロイス・レインを演じるのは、レイチェル・ブロズナハン(「ハウス・オブ・カード 野望の階段」、「マーベラス・ミセス・メイゼル」)。スーパーマンに”正しさ”を示す道標として彼を献身的に支えながらも、日々試行錯誤し葛藤する様子を熱演する。
そして、スーパーマンの最大の宿敵であり、最高の頭脳を持った天才大富豪レックス・ルーサーを演じるのは、ニコラス・ホルト(「マッドマックス 怒りのデス・ロード」)。彼はスーパーマンを地球にとって危険な存在であると考え、対抗心を燃やしている。自力で億万長者となり、その巨万の富でハイテク兵器と武器の開発を進め、スーパーマンを打ち倒すべく、その時を待っている――。
今回公開された特報は、スーパーマンが戦いで傷つき、雪原に落下してくるという、これまでの完全無欠なスーパーマンのイメージを覆す衝撃的なシーンから幕が開ける。
そんな彼の元に大きな雪しぶきを上げながら一目散に駆け寄ってくるのは、彼の愛犬であり、相棒であるスーパードッグのクリプト。小さな体ながらも、傷ついたスーパーマンのことをたくましくくわえ、懸命に助けようとする姿が映し出される。ジェームズ・ガンは「この映像以上に、クリプトにはたくさんの魅力があります。」と語っており、スーパーマンの相棒としてどのような活躍を見せ、彼を支えるのか、続報が注目される。
さらに、スーパーマンが正体を隠し、デイリー・プラネットの記者・クラーク・ケントとして平凡に働く様子や、彼の同僚、そして恋人でもありながら、最大の理解者であるロイス・レイン(レイチェル・ブロズナハン)の姿、そして莫大な富を持つ巨大企業レックス・コープのCEOであり、スーパーマンの失墜を目論む、最大の宿敵のレックス・ルーサー(ニコラス・ホルト)の姿も登場、スーパーマンが既に世界に溶け込みながら、地球を守るために日々戦っている様子が伺える。また、スーパーマンのほかにも、数多くのキャラクターたちが登場。さらには巨大な”KAIJU”も!?
映像後半では、多くの人々が「スーパーマン」の名前を連呼する声とともに、スーパーマンが爆発から人を守るシーン、子供がスーパーマンに何かを願うシーンなど、希望の象徴としてのスーパーマンが描かれる反面、市民が彼を取り囲み、石を投げつけるシーンも映し出されており、スーパーマンの存在が決して、絶対的で完全なものではないことが伺える。
監督は「スーパーマンが一人の“人間”としてどういう人なのかを、ということを描いています。冒頭でこれまでのスーパーマンとは違った側面を観ることになります。なので、このファーストカットはとても良い場面だと考えています」とコメント。
さらに、本作の製作にあたっての気持ちを振り返りながら、「僕は、自身を興奮させ、感動させ、本物だと感じられる物語を作りたかったんです。そして、究極の善人である、スーパーマンというキャラクターの原点に忠実なスーパーマンにしたかった。この映画を通じて“優しさ”とは何か、“善人であるということ”とは、ということを皆さんに伝えたいと考えています」と話している。