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ドイツ「CAMERTON」上陸。ヘッドフォン祭で「Binom-ER」日本初公開

CAMERTONブランド初のヘッドフォン「Binom-ER」

飯田ピアノは、ドイツ・ベルリンを拠点とするオーディオブランド「CAMERTON(カマートン)」の日本市場導入を決定、ブランド初のヘッドフォン「Binom-ER」を展開する。製品の詳細は1月下旬に発表予定。2月8日開催の「ヘッドフォン祭mini 2025」では、Binom-ERを日本初公開する。

CAMERTONは当初ウクライナで創業し、2019年にドイツ・ベルリンへ移転して再スタートを切ったオーディオブランド。創業者は音響設計のエンジニアでもあるOleh Lizohub(オレグ・リゾハブ)氏。

CAMERTONはウクライナ語で「音叉」を意味し、これまで独自の音響理論と革新的な技術を駆使したハイエンドオーディオ機器を開発。ヘッドフォンおよびスピーカーの開発において、精密な音響表現と圧倒的な解像度を実現する設計手法が高く評価されてきたという。

また「真に優れた音の再現には、卓越したドライバーユニットが不可欠」との考え方から、すべての製品に自社開発のドライバーユニットのみを採用しているのも同社の特徴となっている。

これまで飯田ピアノは、「KuraDa(クラダ)」ブランドの開発を通じて、ヘッドフォン製品の展開を進めてきた。その過程で、CAMERTON創業者のオレグ氏と技術交流を行ない、彼の音響設計哲学に深い感銘を受けたとのこと。「特に、彼の製品が持つ『正確な音響表現』『独自のドライバー設計』は、ハイエンドヘッドホン市場において新たな価値をもたらすと確信している」という。

国内での導入を予定しているヘッドフォン「Binom-ER」は、世界的なオーディオメディア「6moons」において“まるで完璧な環境に設置された大型Harbethスピーカー”との高い評価を獲得したモデル。現在、飯田ピアノは販売店との商談を進めている段階であり、価格等の詳細については別途案内するとしている。