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RODE、32bit floatでオンボード収録できる小型ワイヤレスマイク「Wireless GO (Gen3)」

  • 野澤佳悟

2025年1月27日 17:00

「Wireless GO (Gen3)」

銀一は、ロードマイクロフォンズのワイヤレスマイク「Wireless GO (Gen3)」を1月31日に発売する。価格は58,300円。同製品は専用チャージケースも展開するが、現時点では国内販売準備中とのこと。

高品質なマイクを内蔵した送信機2台と、撮影機材に接続する受信機1台で構成され、デュアルチャンネル録音に対応。本体裏にクリップが付いており、衣服やカメラに簡単に装着できるシンプルなデザインが特徴。

最大260m(見通し)の伝送距離、32bit float形式で記録可能な40時間以上のオンボード録音、さらにラベリアマイク用端子にはロック式コネクタを採用するなど、前モデル「Wireless GO II」から利便性が向上した。

入力音声を常に最適な音量に自動調整するゲインアシスト機能を搭載。細かい設定をすることなく、誰でも簡単に聞き取りやすい音声を録音したり、リアルタイムで配信に載せられる。

RØDEワイヤレスシリーズのデジタル伝送を採用する「Wireless Pro」「Interview PRO」「Wireless ME」などと互換性があり、各製品の送受信機を自由にペアリングして利用可能。送信機は「RØDECaster Video」「RØDECaster Pro II」「RØDECaster Duo」「Streamer X」など、RØDEのオーディオインターフェース製品に直接接続でき、収録や配信環境に応じてセットアップできる。

各送信機には32GBの内部メモリが搭載。受信機への音声伝送と同時に送信機単体で音声を記録する「オンボード録音」が行なえる。オンボード録音は32bit floatでの録音に対応し、収録時のゲイン調整が不要で、収録後にゲインを調整することで簡単に音割れを回避できる。なお、受信機への音声伝送は32bit float非対応。

さまざまなシーンでクリアな録音を実現するため、手軽さを重視した「ゲインアシスト機能」と、より確実性の高い録音をサポートする「セーフティチャンネル機能」を搭載。

ゲインアシスト機能では、送信機への入力ゲインを自動的に調整し、大きな音声は小さく、小さな音声は大きくすることで、常に聞き取りやすい音声で録音できる。音声編集の手間を軽減し、ライブ配信時の安定した音声収録にも役立つとしている。なお、送信機内のオンボード録音には適応されない。

セーフティチャンネル機能では、すべての入力音声を-10dB下げたバックアップ音源を受信機の右チャンネルから出力。突然の大きな音や予期しないノイズが発生した場合でも、編集時にバックアップ音源を使用して音割れを回避できる。

3.5mm TRSケーブルや、USB-Cケーブル、Lightningケーブルも同梱するため、カメラやPC、スマートフォンなど、様々な機器と組み合わせて使用できる。受信機の3.5mm TRRS端子には、ヘッドセットが接続可能で、送信機から伝送される音声のモニタリングに加え、ヘッドセットからの音声入力にも対応する。

バッテリー駆動時間は最大7時間。対応のRØDEアプリは、RØDE Central、RØDE Connect、UNIFY、RØDE Central Mobile、RØDE Reporter、RØDE Capture。

送受信機のスペックは以下の通り。


    【送信機】
  • 形式(内蔵マイク)：コンデンサー(プリポラライズド)
  • ポーラパターン(内蔵マイク)：全指向性
  • 周波数特性(内蔵マイク)：20Hz〜20kHz
  • 最大入力音圧(内蔵マイク)：123.5dB SPL
  • 等価雑音レベル(内蔵マイク)：22dBA
  • SN比(内蔵マイク)：72dB
  • アナログ入力端子：3.5mm TRS ロック式コネクター
  • ビット深度(オンボード録音)：32bit float
  • PC接続端子：USB-C
  • 外形寸法(縦×横×厚さ)：4.6×4.4×2cm
  • 重量：35g

    【受信機】
  • アナログ出力：3.5mm TRRS(3.5mm TRS出力にも対応)
  • アナログ入力：3.5mm TRRS
  • デジタル出力：USB-C
  • 外形寸法(縦×横×厚さ)：4.6×4.4×2cm
  • 重量：36g

マイク「NT1 シグネチャーシリーズ」に新色ホワイト

ラージダイアフラムコンデンサーマイク「NT1」のベーシックエディション「NT1 シグネチャーシリーズ」に、新色ホワイトを追加。発売済みのカラーバリエーションと合わせて全8色展開となる。価格は24,200円。

「NT1(第5世代)」からUSB-C端子やオーディオインターフェイス機能などを取り除いた、XLR接続のコンデンサーマイク。NT1の温かみのあるシルキーな音質はそのままに、マイクカプセルには、同社開発の1インチコンデンサーカプセル「HF6」を採用しているのが特徴。

出力端子はXLR。周波数特性は20Hz〜20kHz。出力インピーダンスは100Ω。最大入力音圧は142dB。感度は-32dB。

ショックマウント＋ポップフィルター「SM6」や、XLRケーブル(6m)などが付属する。