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iBasso、小型真空管搭載ポータブルDAC「Nunchaku」。AB級アンプモードも

Nunchaku

MUSINは、iBasso Audioブランドより、小型真空管搭載のポータブルDACアンプ「Nunchaku」を3月21日より発売する。カラーはレッドとグレーの2色。価格は52,470円。発売に先駆け予約受付を開始した。

ポータブルDACながら、Raytheon製の真空管を装備しているのが特徴。筐体には0.96インチOLEDディスプレイと本体マルチファンクションダイヤルを搭載し、持ち運び中も手軽に各種設定へのアクセスを可能にしている。

「Tube(真空管)モード」と「Class ABモード」の2種類のモードを搭載。Tube(真空管)モード時は、楽曲に個性豊かな響きと温かみを与え、より滑らかで聴き心地のよい変化を実現。

搭載しているRaytheon製の直熱小型5極管「JAN6418」は、22.5Vの陽極電源設計を採用し、高い電圧でシステムの安定性とフルパフォーマンスを両立。最大出力525mW+525mW@32Ωの高出力を実現し、「iBassoのチューニング技術と真空管サウンドが織り成す圧倒的なユニークサウンドが楽しめる」という。

OPAMP+BUF構造を採用した「AB級アンプ回路」も装備。Texas Instruments製OPAMP×4と、BUF634A×4を搭載しており、Class ABモードでは楽曲の解像度をより一層高め力強く現代的なサウンドが楽しめる。

Cirrus Logic社のフラッグシップDAC「CS43198」をデュアル構成で採用。768kHz/32bitまでのPCMと、DSD 512までの再生に対応する。入力はUSB-C、出力は3.5mmシングルエンドと4.4mmバランスを備える。

外形寸法は65×34.6×15mm(縦×横×厚さ)。重量は約50g。専用レザーケース、USB-Cケーブル、USB-C to Lightningケーブル、USB-C to Aアダプタなどが付属する。

各仕様は以下の通り。


    【4.4mmバランス Class ABモード】
  • 出力レベル
    2.8Vrms(Low Gain)
    4.1Vrms(High Gain)
  • THD+N:-119dB(0.00011%)@1kHz 200kΩ負荷
  • 最大出力:450mW+450mW@32Ω
  • SN比:130dB
  • ダイナミックレンジ:130dB
  • チャンネルセパレーション:145dB
  • 周波数特性:15Hz〜40kHz±0.5dB

    【4.4mmバランス TUBEモード】
  • 出力レベル
    2.3Vrms(Low Gain)
    4.5Vrms(High Gain)
  • 最大出力:525mW+525mW@32Ω
  • SN比:107dB
  • ダイナミックレンジ:110dB
  • チャンネルセパレーション:82dB
  • 周波数特性:15Hz〜40kHz±1dB

    【3.5mmシングルエンド Class ABモード】
  • 出力レベル
    1.4Vrms(Low Gain)
    2Vrms(High Gain)
  • THD+N:-115dB (0.00017%) @1kHz 600Ω負荷
  • 最大出力:125mW+125mW@32Ω
  • SN比:125dB
  • ダイナミックレンジ:125dB
  • チャンネルセパレーション:116dB
  • 周波数特性:15Hz〜40kHz±0.5dB

    【3.5mmシングルエンド TUBEモード】
  • 出力レベル
    1.15Vrms(Low Gain)
    2.25Vrms(High Gain)
  • 最大出力:150mW+150mW@32Ω
  • SN比:112dB
  • ダイナミックレンジ:112dB
  • チャンネルセパレーション:82dB
  • 周波数特性:15Hz〜40kHz±1dB