日立、プラズマ宮崎工場売却で昭和シェルと協議

-CIS太陽電池の量産工場候補として検討


4月1日発表


 株式会社日立製作所は1日、テレビ用プラズマディスプレイパネルの生産拠点である、日立プラズマディスプレイの宮崎工場の土地、建屋および人材を昭和シェル石油株式会社において活用する方向で検討開始したことを明らかにした。

 同社では、2008年9月にプラズマディスプレイパネルの開発、生産体制を一部変更し、ガラスパネル部材をパナソニックから調達することを決定。これにより、日立プラズマ宮崎工場の有効活用について検討を続けてきており、昭和シェルとの交渉もその一環としている。

 昭和シェル子会社の昭和シェルソーラー株式会社は、シリコンを用いないCIS太陽電池の量産工場として同工場の活用を検討をしている。2011年の稼働開始を目指しているが「候補地の一つとして現在検討中だが、正式には決定していない」としている。


(2009年 4月 1日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]