ビクター、SD画質で80GB HDD/39倍ズームの「Everio」
-強力手ブレ補正搭載。Wメモリー型も
日本ビクター株式会社は、ビデオカメラ「Everio」のSD解像度記録モデル3製品を12月2日より順次発売する。
価格はオープンプライスで、店頭予想価格は80GB HDDとmicroSD/SDHCスロット搭載の「GZ-MG980」が60,000円前後、8GBメモリとSD/SDHCスロットの「GZ-MS230」が45,000円前後、SD/SDHCスロットが2基の「GZ-MS210」が40,000円前後の見込み。
■ 80GB HDDモデル「GZ-MG980」
総画素数107万画素の1/6型CCDを搭載し、720×480ドットのSD-Video形式(映像:MPEG-2、音声:ドルビーデジタル2ch)で記録するデジタルビデオカメラ。記録メディアは80GB HDDと、別売のmicroSD/SDHCカード。本体カラーはレッド(R)、ブルー(A)、シルバー(S)の3色を用意する。
ブルー | レッド |
外形寸法は53×110×63mm(幅×奥行き×高さ)と、2008年発売の180GBモデル「GZ-MG880」(53×113×68mm)に比べ小型化。付属グリップベルトは、持ち歩くときにストラップとして使える着脱機構を備えている。
レンズはコニカミノルタ製で、光学ズームは39倍(F1.8~4.3)。センサーの有効エリアを利用して画質の劣化を抑えるダイナミックズームは53倍まで対応する。35mm換算の焦点距離(ダイナミックズームOFF時)は、4:3動画が37.8~1,474mm、16:9動画が38.6~1,505mm。静止画(4:3)は35~1,365mm。
高画質エンジン「HDギガブリッドPremium II」を搭載し、3次元DNRなどの機能を装備。電子式手ブレ補正機能を備え、歩き撮りする場合などに広範囲で補正を行なう「アクティブモード」も利用可能。最低被写体照度は5ルクス(ナイトアイ使用時は約1ルクス)。LEDライトも備えている。
液晶モニタは2.7型/12.3万画素(16:9)。AV出力端子も備える。付属バッテリでの連続撮影時間は約2時間5分で、実撮影時間は約1時間10分。充電時間は約2時間30分。重量は約250gで、撮影時は約290g。
パソコンとはUSB 2.0で接続。PC用ソフト「Everio Media Browser」が同梱し、編集やDVD作成、YouTubeアップロード、iTunes転送などが可能。なお、本体内でのカット編集機能も搭載する。また、別売DVDライターを利用することにより、パソコン無しでのDVD作成も行なえる。
□製品情報
http://www.jvc-victor.co.jp/dvmain/gz-mg980/index.html
■ Wメモリーの「GZ-MS230」と、Wスロットの「GZ-MS210」
いずれも、総画素数80万画素の1/6型CCDを搭載し、MG980と同様にSD-Video形式で記録。両モデルの主な違いは記録メディアで、MS230は8GBの内蔵メモリとSD/SDHCカードスロットを搭載、MS210はSD/SDHCスロットを2基備える。また、MS230のみLEDライトを内蔵する。
GZ-MS230 | GZ-MS210 |
それ以外の仕様は両機種ほぼ共通で、本体カラーはシルバーのみ。MG980と同様に、ストラップとしても使える着脱式のグリップベルトが付属する。
コニカミノルタ製レンズを搭載し、光学ズームは39倍(F1.8~4.3)。ダイナミックズームは45倍。35mm換算の焦点距離(ダイナミックズームOFF時)は、4:3動画が41.5~1,619mm、16:9動画が38~1,482mm。静止画(4:3)は36~1,404mm。
高画質エンジン「HDギガブリッドPremium II」を搭載。電子式手ブレ補正を備え、「アクティブモード」も利用できる。最低被写体照度は3ルクス(ナイトアイ使用時は約1ルクス)。液晶モニタは2.7型/12.3万画素(16:9)。AV出力も備える。
パソコンとはUSB 2.0で接続。「Everio Media Browser」も同梱する。本体内でのカット編集も行なえる。なお、DVDライターとの接続には対応しない。付属バッテリ使用時の連続撮影時間は約1時間30分(実撮影約50分)。外形寸法は52×110×62mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約200g(撮影時約230g)。
□製品情報(MS230)
http://www.jvc-victor.co.jp/dvmain/gz-ms230/index.html
□製品情報(MS210)
http://www.jvc-victor.co.jp/dvmain/gz-ms210/index.html
(2009年 12月 2日)
[AV Watch編集部 中林暁]