Kodak、有機EL事業をLGに売却


12月4日発表(現地時間)


 米Eastman Kodakは、有機EL関連のビジネスや資産を韓国LGグループに売却すると発表した。年内に売却を完了する見込み。

 売却金額は公表していないが、Kodakでは、「投資領域を絞り、財務を強固にするため」としている。Kodakは有機EL開発のパイオニア企業として知られ、同社の研究者が1970年代に最初の有機EL材料を開発していた。Kodakでは、今後も有機ELを使った製品には取り組んでいくという。

 KodakでOLEDビジネスを担当するLaura G. Quatela氏は「我々は、材料などにおいて有機EL関連の必須の特許ポートフォリオを有している。しかし、このビジネスの価値を最大化していくためには、より多くの投資が必要になると理解した」と事業売却の理由を説明している。


(2009年 12月 7日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]