映像機器出荷額が4カ月ぶりのマイナスに。JEITA発表

-ラジオは6カ月連続で高水準を維持


民生機器国内出荷実績推移(金額) 出典:電子情報技術産業協会電子統計委員会

 電子情報技術産業協会(JEITA)は21日、2011年8月における民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。民生機器の出荷金額は前年同月比73.8%の1,942億円で、3カ月ぶりのマイナスに転じた。

 映像機器の8月国内出荷金額は、前年同月比66.1%の1,337億円で4カ月ぶりのマイナス、音声関連機器は同90.8%の95億円で8カ月連続のマイナスだった。一方、カーAVC機器は同100.7%の510億円で、前年同月から1年ぶりにほぼ同水準に戻った。

 8月の薄型テレビの出荷台数は、前年同月比73.8%の126万2,000台で5カ月ぶりのマイナス。このうち3D対応は7万6,000台、インターネット動画対応は65万7,000台(同59.9%)だった。サイズ別では、29型以下が同81.0%の44万7,000台、30~36型が同90.9%の59万3,000台、37型以上が同44.0%の22万3,000台で、構成比は順に35.4%、47.0%、17.6%だった。

 BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年同月比156.8%の52万1,000台。内訳は、BDレコーダが同156.3%の49万台、BDプレーヤーが同164.0%の3万1,000台。3D対応は43万8,000台で、BDレコーダ/プレーヤーの84.0%を占める。DVDビデオは同97.1%の15万9,000台。内訳は、DVD録再機が7万3,000台(同108.3%)、DVD再生機が8万6,000台(同89.4%)。

 ビデオカメラは前年同月比102.5%の17万5,000台で、2カ月ぶりのプラスとなった。。ステレオセットは同80.6%の4万2,000台。スピーカーシステムは同79.5%の3万3,000台。カーナビは前年同月比104.6%の41万6,000台で、11カ月ぶりのプラスに転じた。ラジオ受信機は23万3,000台(同234.4%)となり、6カ月連続のプラスで推移している。

 2011年8月2011年累計
実績(千台)前年同月比(%)実績(千台)前年同月比(%)
薄型テレビ(10型以上液晶+PDP)1,26273.815,336
124.3
 29型以下44781.0
5,850
142.8
 30~36型593
90.95,947
143.9
 37型以上223
44.0
3,538
86.1
  (内)3D76
-867
-
  (内)インターネット動画対応657
59.9
9,179
128.2
DVD-ビデオ159
97.1
1,368
84.7
録再機73
108.3
626
83.8
再生機86
89.4
742
85.4
BDレコーダ/プレーヤー521
156.8
4,462
174.3
 レコーダ490
156.3
4,221
175.6
 プレーヤー31
164.0
242
153.6
  (内)3D対応438
-2,855
-
ビデオ一体型カメラ175
102.5
1,051
96.9
BS/CSアンテナ105
95.6
995
120.5
ラジオ受信機233
234.4
1,572
157.3
CDプレーヤ58
103.8
539
108.3
ICレコーダ71
90.3
798
104.6
ステレオセット42
80.6
401
89.2
アンプ14
107.3
103
89.2
スピーカシステム33
79.5
326
96.5
カーナビゲーションシステム416
104.6
3,007
82.8
 CD/DVD‐ROMタイプ26
91.9
164
64.3
 HDDタイプ147
89.8
1,017
60.1
 フラッシュメモリその他244
118.0
1,826
108.5
  (内)PND70
88.0
629
88.1
カーカラーテレビ66
148.1
361
105.1
カーDVD19
90.7
134
71.1
カーステレオ本体5
70.0
50
50.6
カーCDプレーヤ308
100.3
2,201
78.7
ETC車載ユニット205
76.0
2,045
103.9


(2011年 9月 21日)

[AV Watch編集部 庄司亮一]