東芝、7.7型有機EL/Android 4.0搭載レグザタブレット

-10.1型は最薄モデルなど。DTCPなどテレビ連携強化


左からAT830、AT700、AT570、AT500

 東芝は、Android 4.0を搭載した「レグザタブレット(REGZA Tablet)」4機種6モデルを5月18日より順次発売する。7.7型有機EL搭載の「AT570」と、10.1型「AT700」、「AT500」の2モデル、13.3型/地上デジタルチューナ搭載の「AT830」をラインナップし、価格はオープンプライス。店頭予想価格は51,000円~7万円前後。なお、AT830については別記事で紹介する。


型番ディスプレイCPUメモリTV発売日店頭予想価格
AT830/T6F13.3型
IPS液晶
1,600×900ドット
NVIDIA
Tegra 3
1.4GHz
64GB地デジ
ワンセグ
5月18日8万円前後
AT700/46F10.1型
IPS液晶
1,280×800ドット
TI
OMAP 4430
1.2GHz
-7万円前後
AT500/46FNVIDIA
Tegra 3
1.3GHz
5月26日59,000円前後
AT500/36F32GB51,000円前後
AT570/46F7.7型有機EL
1,280×800ドット
64GB61,000円前後
AT570/36F32GB53,000円前後

 AT570は、1,280×800ドットの有機ELディスプレイを搭載したタブレット。有機EL搭載タブレットの発売は国内初としている。従来機種に比べ、「約2.2倍の色再現性と約4.25倍のコントラスト比、12.5倍の応答速度」を謳っており、深みのある鮮明な発色など画質を訴求していく。

 AT700とAT500は、10.1型の1,280×800ドットのIPS液晶を搭載。AT700は、10.1型液晶搭載で世界最薄最軽量という、外形寸法256×176×7.7mm(幅×奥行き×高さ)、重量535gを実現。AT500はスタンダードモデルとなる。

AT570AT570の背面
AT700AT700の背面
AT500AT500の背面

 最新のAndroid 4.0を搭載するほか、テレビやレコーダとの連携が特徴。独自の映像処理技術「レゾリューションプラス」による高画質化や、自動画質調整機能「アダプティブディスプレイ」などを採用する。

 また、AT570/500では、聞き取りやすい音を出力する「聴きやすさコントロール」や、コンテンツ間の音量差を自動調整する「Volume Equalizer」も搭載する。全モデルに日本語入力システムATOK for Androidや写真加工アプリ「Skitch」も搭載している。

 いずれも、「レグザリンク・シェア」に対応する。液晶テレビのREGZAや、BDレコーダのREGZAブルーレイと、録画や放送番組を連携できる機能で、タブレットはDTCP-IPに対応。アプリ群「レグザAppsコネクト」を使い、液晶テレビREGZAのZ3、ZP3、X3シリーズや、レグザサーバー「DBR-M190/M180」、REGZAブルーレイ「DBR-Z160/150」などで録画した番組を、LAN経由でREGZA Tabletから再生できる。

 録画番組のLAN内再生には、アプリ「RZプレーヤー」を使用。録画番組の持ち出しには、アプリ「RZポーター」を使用する。なお、6月下旬のアップデートにより、AT570/AT500では、RZプレーヤーの対応REGZAブルーレイの機種を拡大。RD-BZ810/BZ710/BR610/X10/BZ800/BZ700/BR600。

 また、REGZAブルーレイで受信中の放送番組をライブ視聴する「RZライブ」にも対応。専用アプリの「RZライブ」を提供する。

オプションでポート拡張クレードルも用意されるHDMI出力やUSB 2.0、音声出力を装備AT570を装着したところ


型番AT700AT500AT570
ディスプレイ10.1型
1,280×800ドット
IPS液晶
7.7型/1,280×800ドット
有機EL
CPUOMAP 4430
1.2GHz
Tegra 3
1.3GHz
内蔵メモリ64GB64GB(46F)
32GB(36F)
通信機能IEEE 802.11b/g/n、Bluetooth Ver.3.00
メディアスロットmicroSDSDmicroSD
インターフェイスUSB 2.0、ヘッドフォン
HDMIマイクロ
USB 2.0、ヘッドフォン
カメラフロント200万画素、リア500万画素
バッテリ7時間10時間
消費電力6W4W2W
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
256×176×7.7mm260.6×178.9×9.0mm204.5×135.2×7.9mm
重量約535g約590g約332g

(2012年 5月 14日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]