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音茶楽、水平対向配置ユニットのカナル型「Flat4-玄」

制振処理で付帯音を抑制。ヘッドフォン祭で試聴/販売も

Flat4-玄(KURO)

 音茶楽は、カナル型(耳栓型)イヤフォン「Flat4シリーズ」の第3弾モデル「Flat4-玄(KURO)」を、6月1日より、フジヤエービックと音茶楽Sound Customize店舗にて発売する。

 価格はオープンプライスで、音茶楽Sound Customizeでの販売予定価格は42,000円。なお、5月11日に開催されるフジヤエービック主催「春のヘッドフォン祭 2013」の音茶楽ブースで、試聴展示と少量の先行販売も行なう予定。

 2つのフルレンジエレメントを水平対向配置する独自の「Flat4(Full-range 2-element 4-way effect)」方式を採用したカナル型イヤフォン。10mm径のダイナミック型ユニットを水平対向で配置し、振動をキャンセルして深い低音を実現。低音~中音域の音圧感度の向上を図っている。さらに、位相補正チューブで外耳道閉管共振を抑制、中高音域を改善したという。

 既存モデル「Flat4-粋」('12年6月発売)と「Flat4-楓」('12年11月発売)の音質の差を研究し、センターキャビネットと位相補正チューブで発生する機械振動による付帯音が音質に与える影響が大きい点に着目。新モデルのFlat4-玄は、センターキャビネットと位相補正チューブに制振処理を施し、可聴周波数帯域の響きをコントロール。かすかな余韻まで美しく再現できるようになったという。制振処理として、M2052制振合金粉体塗料と天然素材をセンターキャビネットの内側に使用。位相補正チューブにも防振塗装を施している。

 出力音圧レベルは104dB、周波数特性は3.5Hz~35kHz。最大入力は400mW。インピーダンスは18Ω。重量は約18g。ケーブルは1.2mのY型。入力プラグはステレオミニ。イヤーピースは、コンプライ フォーム イヤーチップ「T-200」のM/Lを同梱する。

2つのフルレンジエレメントを水平対向配置した独自ユニットを採用する
パッケージ

(中林暁)