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オーテク、初のオーバーヘッド型Bluetoothヘッドフォン

有線接続にも対応。2,000円~5,040円のパッシブ4機種も

Bluetoothヘッドフォン「ATH-S700BT」

 オーディオテクニカは、「STREET」の頭文字をとったヘッドフォンSシリーズ5機種を10月18日に発売する。Bluetoothヘッドフォン「ATH-S700BT」はオープンプライスで、店頭予想価格は15,000円前後、有線接続のヘッドフォン「ATH-S500」は5,040円、有線で豊富なカラーを用意する「ATH-S300」が3,675円。コンパクトな「ATH-S100」がオープンで2,000円前後、スマートフォン用リモコンを備えた「ATH-S100iS」がオープンで2,500前後。

 STREET(街で使うヘッドフォン)をコンセプトとしたモデルで、2006年から展開している「STREET DJ」がコンセプトの「SJシリーズ」を、より幅広いニーズに合わせてフルリニューアルしたという。

Bluetoothヘッドフォン「ATH-S700BT」

 オーディオテクニカ初という、オーバーヘッドタイプのBluetoothヘッドフォン。Bluetooth Ver.3.0+EDRに準拠。最大通信距離は10m以内。使用周波数帯域2.4GHz帯(2.402GHz~2.480GHz)。プロファイルはA2DP/AVRCP/HFP/HSPに対応。コーデックはSBCをサポートし、SCMS-T方式にも対応。ワンセグ音声も伝送できる。最大8台までのマルチペアリングに対応する。

 密閉型のヘッドフォンで、ドライバは40mm径。出力音圧レベルは100dB/mW、再生周波数帯域は20Hz~24kHz、伝送帯域は20~20kHz。インピーダンスは34Ω。Bluetooth接続のほか、アナログ接続も可能で、ステレオミニジャックも備えている。

 音質重視のアイソレーション設計を採用。ハウジング内の音響部と電気部の部屋を分けた設計になっており、空気の流れを妨げず、クリアな高音質を実現するという。また、ヘッドフォンアンプも内蔵している。

 マイクを搭載し、ハンズフリー通話が可能。付属の有線接続ケーブルには、スマートフォン用のマイクとコントローラーを搭載しており、ヘッドフォンのバッテリが切れても、通話やプレーヤーの操作ができる。ケーブルの長さは1.2m。

 ヘッドフォンにはリチウムポリマー充電池を内蔵。約3時間の充電で、音楽の連続再生が6時間以上可能。連続待ち受けは最大約200時間。ケーブルを除いた重量は約195g。

ATH-S500

「ATH-S500」。左からブラック、ネイビー

 パッシブ型のポータブルヘッドフォン。カラーはブラックとネイビーの2色。ハウジングにアルミオーナメントを配し、普段使いのヘッドホンとしてのファッション性を高めたという。

 ユニットは40mm径で、磁気回路には強磁力マグネットを採用。「レスポンスが良く、細やかな表現もこなす臨場感あふれるサウンドが楽しめる」とする。ハウジングは密閉型で、フラットに折りたたむ事もできる。

 出力音圧レベルは104dB/mW、再生周波数帯域は8Hz~26kHz。最大入力は800mW。インピーダンスは48Ω。ケーブルは片出しで、長さは1.2m。ケーブルを除いた重量は約140g。入力プラググはステレオミニのL型。

ATH-S300

 パッシブヘッドフォンで、豊富なカラーバリエーションを用意。BK(ブラック)、KH(カーキ)、NV(ネイビー)、PK(ピンク)、WH(ホワイト)から選択できる。ハウジングはフラットに折りたたみ可能。

 密閉型で、ドライバは40mm径。出力音圧レベルは103dB/mW、再生周波数帯域は10Hz~24kHz。最大入力は500mW。インピーダンスは48Ω。遮音性が高く、音漏れしにくいという高密閉性イヤーパッドも採用。ケーブルは1.2mの片出しで、ケーブルを除いた重量は130g。

ATH-S300。左からBK(ブラック)、KH(カーキ)、NV(ネイビー)、PK(ピンク)、WH(ホワイト)

ATH-S100/S100iS

 カラーバリエーションとしてBBL(ブラックブルー)、BGR(ブラックグリーン)、BK(ブラック)、BPK(ブラックピンク)、WH(ホワイト)を用意。音が出るメッシュ部分やケーブルもハウジングのカラーと合わせている。

 女性ユーザーも意識し、薄型ハウジングを採用。小型・軽量だが、36mm径のドライバを採用しており、パワフルなサウンドを実現するという。ハウジングはフラットに折りたためる。

 ケーブルは片出しで、長さは1.2m。クッション性と遮音性に優れたイヤーパッドを採用する。出力音圧レベルは104dB/mW、再生周波数帯域は15Hz~22kHz、最大入力は500mW。インピーダンスは32Ω。ケーブルを除いた重量は約110g。入力プラグはステレオミニのL型。

ATH-S100。左からBBL(ブラックブルー)、BGR(ブラックグリーン)、BK(ブラック)、BPK(ブラックピンク)、WH(ホワイト)

 S100iSは、ケーブルにスマートフォン向けのマイクとリモコンを備えたモデル。カラーバリエーションやユニット構成などの主な仕様はS100と同じ。リモコンは、ボタン1つで着信応答/終話、音楽・動画再生/一時停止の操作が可能。ボリューム調整も備えている。入力プラグは4極のステレオミニで、ケーブルは片出しの1.2m。

マイク付きリモコンを備えたATH-S100iS。左からBBL(ブラックブルー)、BGR(ブラックグリーン)、BK(ブラック)、BPK(ブラックピンク)、WH(ホワイト)

(山崎健太郎)