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CHORD、DAC内蔵ポータブルヘッドフォンアンプ「Hugo」3月15日発売。約25万円

DAC内蔵のポータブルヘッドフォンアンプ「Hugo」

 タイムロードは、CHORDのDAC内蔵のポータブルヘッドフォンアンプ「Hugo」(ヒューゴ)の発売日を3月15日に決定した。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は25万2,000円前後。

 2月8日に開催されたポータブルオーディオ関連のイベント「ポタ研 2014冬」の中で発表された新製品。3月の発売がアナウンスされていたが、発売日が決定した。

 外形寸法97×132×23mm(幅×奥行き×高さ)、重量332gのポータブルアンプ。DACも搭載し、入力は光デジタル、同軸デジタル、USBを装備。光・同軸デジタル入力はどちらも24bit/192kHzまでサポートする。

 USB入力は2系統あり、1つは「SD USB」としてUSB Audio Class 1.0に対応し、16bit/48kHzまでサポート。もう1つは「HD USB」としてUSB Audio Class 2.0をサポートし、32bit/384kHzのPCMと、5.6MHzまでのDSDを入力できる。

LEDのカラーで動作状況を知らせる
出力端子部
入力端子部。USB入力は2系統備えている
内部

 PC接続以外にも、iOS機器やウォークマンとのデジタル接続に対応。iPhone 5にインストールした再生アプリ「ONKYO HF Player」や純正ミュージックアプリと、Lightning-USBカメラアダプタを介してHugoと接続し、動作確認がされているほか、ソニーのウォークマンZX1と、ハイレゾ出力対応の変換ケーブル「WMC-NWH10」を介してHugoと接続しても動作したという。詳細はタイムロードのページを参照のこと。

 Bluetooth受信機能も備え、プロファイルはA2DP、aptXコーデックもサポート。様々な機器との接続を想定している。

 音質面での特徴は、既存のDACチップを使わず、独自のプログラムを搭載した第6世代のXilinx Spartan-6 FPGAと、ディスクリート構成のパルスアレイDACで信号処理を行なっている事。詳細は「ポタ研 2014冬」での発表会レポートを参照のこと。

 出力は標準ヘッドフォン×1(8~600Ωのヘッドフォン対応)と、ステレオミニ×2、さらにアンバランスのアナログ(RCA)も1系統備え、アクティブスピーカーなどとの接続も想定。ボリューム固定機能も用意し、単体DACとしてオーディオシステムに組み込むこともできる。ヘッドフォン出力は100dB(300Ω時)、ダイナミックレンジは120dB。

 内蔵リチウムイオンバッテリでの連続再生可能時間は8~12時間(44.1kHz再生時)。充電所要時間は約4時間。

(山崎健太郎)