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グラモ、Wi-Fi対応/低価格になったスマホ家電リモコン「iRemocon Wi-Fi」を8月発売

 グラモは、スマートフォンやタブレットで外出先から自宅の家電を操作できる学習リモコンの新モデル「iRemocon Wi-Fi」(IRM-03WLA)を8月に発売する。価格はオープンプライスで、既存モデルの「iRemocon」(25,600円)に比べ低価格化を実現するという。ECサイトでの一般ユーザーへの販売だけでなく、住宅関連企業や通信キャリアなどを通じた提供も想定しており、取り扱いパートナーの募集を開始した。専用スマートフォンアプリの対応OSはiOS 5/6/7とAndroid 4.x。

iRemocon Wi-Fi

 iRemocon Wi-Fiは据え置き型の学習リモコン。テレビ/レコーダ/エアコンなど家の中にある家電の赤外線リモコン信号を学習させ、スマホ/タブレットのアプリを使って外出先からも操作可能。従来モデル「iRemocon」の全機能に加え、無線LAN(Wi-Fi)コンバーター機能や、Wi-Fiリピーター機能、温度/湿度/照度センサーも新たに装備。大量生産によるコストダウンで、高機能と低価格を実現したという。

専用アプリの画面

 スマートフォンアプリを使った操作で、外出先からテレビや照明/エアコンといった赤外線リモコン対応機器を制御できるほか、自宅の温度/湿度/照度の情報を見て部屋の状況を確認可能。センサー機能を利用した高齢者の見守りにも利用できる。外出時だけでなく、在宅中もスマホをリモコンとして機器を制御できる。音声認識やマクロ機能なども装備。

 従来のiRemoconに比べた強化点として、新たに無線LANに対応したことで設置の自由度を向上。別売のウォールマウントを利用することで壁や天井にも設置可能になった。さらに、Wi-Fiコンバーター機能によりテレビやプリンタなどの有線LAN機器をワイヤレス化できる。高出力の赤外線LEDを360度の範囲で出力し、部屋の隅々の家電を制御可能としている。また、赤外線学習能力も向上させた。

 iRemocon Wi-FiのAPI(Application Programming Interface)についても、従来のiRemoconと同様に公開する予定。これにより、他社アプリ/システムとの連携も可能となる。

 無線LANはIEEE 802.11b/g/n(2.4GHz)に対応。Ethernetは2系統装備する。外形寸法は105×37mm(直径×高さ)、重量は103.7g(バックカーバーを含む)。

(中林暁)