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オーテク、ESS DAC/DSD対応の本格ポータブルヘッドフォンアンプ「AT-PHA100」

 オーディオテクニカは、USB DAC機能も備えた本格的なポータブルヘッドフォンアンプ「AT-PHA100」を11月14日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は55,000円前後。

AT-PHA100

 入力端子として、USB、ステレオミニのアナログを各1系統装備。出力はステレオミニ×1を用意する。

 USB DAC機能として、PCM 384kHz/32bit、DSD 5.6MHz(DoP)、DSD 2.8MHz(Native/DoP)に対応。アシンクロナス伝送でジッタを抑えている。対応OSはWindows 7/8/8.1、Mac OS X 10.9。

フロントパネル。ステレオミニのヘッドフォン出力、アナログ入力を備えている
背面にはUSB端子を装備

 DACチップは、ESSの「ES9018K2M」を採用。I/V変換回路には、不要な歪を抑えて、透き通った中高域を再生するというTIのオペアンプ「LME49720」を使っている。

 ヘッドフォンアンプ回路には、パワー段に独自設計のディスクリート回路を採用。音の立ち上がりやレスポンスを向上させたという。プリ段には、新日本無線のオペアンプ「MUSES 8832」を採用。高解像度かつ、芯のある豊かな低域を再生できるという。

iPhoneとのサイズ比較

 最大出力レベルは100mW×2ch(16Ω)、80mW×2ch(32Ω)。対応ヘッドフォンインピーダンスは10Ω~300Ω。

 電源部には、3,500mAhのリチウムポリマーバッテリを採用。デジタル接続時で約6時間、アナログ時で約14時間の使用が可能。充電所要時間は約10時間。

 ボリュームノブはアルミニウム切削で、側面に配置。ALPS製のボリュームで、SN比を損なわずに伝送できるという。筐体もアルミニウム製で、ラウンドフォルムを採用している。5段階のサンプリング周波数を確認できるインジケーターも備えている。

ボリュームノブはアルミニウム切削で、側面に配置

 外形寸法は77×116×27mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約240g。ステレオミニケーブルや、プレーヤーと固定するためのラバーマット、ラバーバンドが付属する。

(山崎健太郎)