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元ソニー開発者によるバランス対応USB DAC/ヘッドフォンアンプ「E1」。150万円
(2014/10/29 10:50)
RE・LEAFは、DSD再生やバランス出力にも対応したUSB DAC/ヘッドフォンアンプの「E1」を12月中旬より発売する。受注生産で、価格は150万円を予定。Hi-Vision LDやBlu-spec CDなどを開発した元ソニーの中山邦男氏が手掛けており、手作りで製造するため月産最大1~5台となる。
DSD 2.8MHzや、最高192kHz/24bitのPCMに対応したUSB DAC/ヘッドフォンアンプ。入力はUSBで、ヘッドフォン出力はXLRバランスと標準ジャックのコンボ型。インピーダンス300~600Ωのヘッドフォン利用時はバランス接続を推奨している。アナログ音声出力としてRCAを2系統備え、XLRバランス出力への切り替えも可能。アクティブスピーカー接続用のステレオミニ出力も1系統装備する。
特許申請中の「Current Drive(電流駆動型)」信号増幅回路を採用し、ドライブ能力と、原音に忠実な音場、高解像度を実現。また、4重安定化電源や、コンデンサのクセを廃したという各増幅段電源駆動も搭載する。
DACチップはTI/バーブラウンの「PCM1792A」を使用。1ppm/度の偏差電源供給による精密なアナログ変換を可能としている。また、銅箔の4層基板も採用している。電源とGND配線用の第2層、第3層には200μm厚の無酸素銅を使用し、超低インピーダンス配線によるハイスピード化と超高解像度を実現したという。信号用の第1層、第4層は約100μmの銅厚を使っている。アナログ部はレジスト塗装せず金フラッシュ仕様とした。筐体はアルミニウムブロックからの削り出し。
Windwos用のドライバソフトを同梱。電源はACアダプタを使用し、消費電流は1.5A。外形寸法は約179×227×44.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.5kg。USBケーブルや、ステレオミニ-標準の変換アダプタ、フットなどが付属する。別売でスパイク型のフットも用意する。