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ASUS、無線オーディオレシーバになるWi-Fi中継器。スマホ音楽を別室のスピーカーで

 ASUSTeK Computerは、スマートフォンなどの音楽をワイヤレスで受信し、接続したアクティブスピーカーなどで聴くことができる無線LAN中継器「RP-AC52」を、3月5日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は7,000円前後(税込)。

RP-AC52

 無線LAN(Wi-Fi)の届かない場合などに電波を中継することで到達距離を延長できる中継器。例えば家の1階にWi-Fiの親機を置き、2階の部屋に電波が届かない場合に、2階の階段のすぐ近くなどにこの中継器を設置することで、2階全体で受信するといった使い方が可能。IEEE 802.11a/b/g/n/ac、5GHz/2.4GHzのデュアルバンド対応で、最大転送速度は433Mbps。Ethernetも1系統備える。

 ステレオミニの音声出力を備えているのが特徴で、Wi-Fiオーディオレシーバとしても利用可能。家にあるアクティブスピーカーやコンポなどWi-Fiを持たないオーディオ機器とステレオミニ接続することで、スマートフォンなどの音楽をRP-AC52でワイヤレスで受信して、接続したスピーカーなどで聴くことが可能になる。DLNA対応のiOS/Android用音楽プレーヤーアプリ「ASUS AiPlayer」も用意。対応する音楽ファイルはFLAC/AAC/WAV/MP3で、このうちFLAC/AAC/WAVは、96kHz/24bitまで、MP3は44.1kHz/16bitまでのファイルをサポートする。

 RP-AC52にはインターネットラジオ機能も内蔵。アクティブスピーカーなどを接続し、WebブラウザからRP-AC52にアクセスすることでインターネットラジオを聴ける。

 本体の前面にはWi-Fiの受信状態を確認できるLEDインジケータを、5GHz用と2.4GHz用それぞれに装備。RP-AC52の設置場所を決める際にも、インジケータを確認することで最適な場所を見つけられるという。

側面にEthernetとアナログ音声出力を装備
設置例。本体をコンセントに直接挿せる

 さらに、無線LANアクセスポイント機能も搭載。旅行や出張に持って行くことで、ホテルの有線LANを無線化して使える。本体の周囲を照らすLEDライトも下部に搭載。前面を指でタッチすることでLEDライトのオン/オフができ、足元を照らすフットライトや、寝室などのムードライトなどに利用できる。タッチオン/オフスイッチは初期設定では音楽出力スイッチに設定されており、これを変更するとライト用にも使える。

 裏面にプラグを備え、直接コンセントに挿すことが可能。搭載アンテナは3本で、5GHz送受信×1、2.4GHz送受信×2。セキュリティはWPA2-PSK、WPA-PSK、WEPに対応。外形寸法は、54×31×85mm(幅×奥行き×高さ)、重量は90g。

(中林暁)