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サヤ、DAC内蔵パワーアンプ/ヘッドフォンアンプのハイレゾ対応強化。Android接続も
(2015/3/9 16:51)
サヤは、DAC内蔵のパワーアンプ「UIA5200」と、DAC内蔵ヘッドフォンアンプ「DSA192UT」の機能をブラッシュアップし、3月10日に発売する。価格は「UIA5200」が22万円、「DSA192UT」が65,000円。
どちらも既発売のモデルと型番は同じだが、機能を拡張し、新たに発売する。2モデルともDACを搭載しており、共通する進化点として、USB入力でのPCM 192/176.4/96/88.2KHzに対応。従来は176.4/88.2KHzに対応していなかった。量子化ビット数は24bitをサポートするが、「DSA192UT」の176.4kHzは16bitのみとなる。
さらに、DSD 2.8MHzもサポート。現時点ではWindows接続時のみの対応となっている。
また、PCのだけでなく、Android 4.4を採用したハイレゾ対応スマートフォンとの接続にも対応。Xperia Z2/Z3などの機種と連携できる。
2機種とも、全信号経路を高速広帯域の電流帰還型・上下対称コンプリメンタリプッシュプル回路で統一。各デバイス毎に電源ノイズフィルタを配置するなど、アナログデザインにもこだわったという。
UIA5200
DACの「AD1955」を左右独立のパラレルで採用。パワーアンプも搭載しているが、プリアンプを省き、全段をバランス伝送とする事で、無駄なゲインを抑えて高SN化を実現したという。
入力端子は光デジタル×2、同軸デジタル×1、USB×1、アナログライン入力×1。出力はスピーカーターミナル×1、ヘッドフォン出力×1、アンプリンク端子×2(5台・10ch連動が可能)を用意する。
パワーアンプ部は多重帰還型MOS-FET AB級で、消費電力を抑えながら高い物理性能を達成したとする。定格出力は45W×2ch(8Ω)。
電源フィルタは24系統、安定化電源は11系統で、クロストークを抑えSN比を向上させている。消費電力は135W。外形寸法は、310×273×73mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は2.9Kg。
DSA192UT
DACとヘッドフォンアンプを搭載したモデル。接続するヘッドフォンのユニット振動板は小型であるため、ストレスがかからないよう、DCサーボを搭載。残留DC電圧を0.9mV以下に抑えている。
DACやアンプ部は、UIA5200と同じ「AD1955」をパラレルの左右独立で搭載。電流帰還型・上下対称コンプリメンタリプッシュプル回路を採用している。全回路を1枚の基板に集積、ワイヤコネクタも排除した。
入力は光デジタル、USBを各1系統搭載。標準のヘッドフォン出力と、ライン出力を各1系統用意する。最大出力は330mW×2ch(16Ω)。消費電力は2.7W。外形寸法は111.2×120×32.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は435g。