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EIZO、4K/60p対応の23.8型液晶「ColorEdge CG248-4K」を発売延期

 EIZOは3日、映像制作市場向けの4K/60p対応23.8型液晶ディスプレイ「ColorEdge CG248-4K」を発売延期すると発表した。当初は4月20日発売だったが、「表示性能の改善に時間を要している」としており、正式な発売日は確定次第、改めて案内する予定。価格はオープンプライスで、直販価格は27万円(税込)。

ColorEdge CG248-4K

 「CG248-4K」は、写真や映像制作、印刷などのグラフィックス市場向け液晶ディスプレイのフラッグシップモデル。4K(3,840×2,160ドット)解像度のノングレアIPSパネルを搭載し、シリーズ最高の画素密度185ppiを実現した。入力端子はDisplayPort×2とHDMI×2を装備。DisplayPortケーブル1本で最大4K/60pに対応し、4Kテレビ放送の制作・確認作業での使用も想定する。HDMIは4K/30pまで対応する。

 色域はAdobe RGB比99%で、デジタルシネマのDCI-P3も93%カバーする。映像制作向けに、EBU、Rec.709、SMPTE-C、DCI、Rec.2020などの放送規格に定められた色域・ガンマを再現するカラーモードも搭載。4K映像のフォーカスを確認するために、画面の一部を本体のスイッチ操作で拡大するズーム表示機能も備える。画面の上部にキャリブレーションセンサーを格納し、ディスプレイ単体でカラーキャリブレートが可能。

(中林暁)