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富士通、ハイレゾスピーカー搭載PC「ESPRIMO FH77/UD」

パイオニアと共同開発。Wチューナ+リモート視聴も

 富士通はハイレゾ対応のデスクトップPC「ESPRIMO FHシリーズ」を6月26日より発売する。価格はオープンプライス。BDドライブやTVチューナを搭載した上位モデル「FH77/UD」がWeb直販価格237,384円(税込)、チューナを省いた「FH52/U」が177,984円(税込)。OSはWindows 8.1。

ESPRIMO FH77/UD

 パイオニアと共同開発したハイレゾ対応のスピーカーを搭載し、音質に拘ったデスクトップPC。ツィータとウーファの2ウェイ構成で、ツィータの振動板を支える部分に磁性流体を採用し、不要な振動を抑制。クリアな高域再生を可能にする。前面には金属メッシュを採用し、音のヌケを向上している。

 パソコンの電源ON時だけでなく、OFF時でもオーディオプレーヤーなどと有線接続し、単体のスピーカーとして利用できる点も特徴。FHシリーズ購入者先着5,000名に「e-onkyo music」の約10万曲の中からハイレゾ楽曲を1曲ダウンロードできるクーポンをプレゼントするキャンペーンも実施する。

 液晶一体型のPCで、ディスプレイ部は23型/1,920×1,080ドットのフルHD。広視野角のスーパーファインVX液晶。

 上位モデルのFH77/UDは、地上/BS/110度CSデジタルチューナ×2を搭載し、テレビ録画が可能。さらに、録画番組は放送中番組を外出先のスマートフォンなどで視聴できる「リモート視聴」に対応している。なお、スマホ側のアプリとして、ピクセラの「Station TV」とリモート視聴プラグイン(有料)が必要となる。

 テレビ関連ソフトウェアDigitalTVboxを内蔵し、Hybridcastやライブ配信、録画番組配信などに対応。長時間録画やおまかせ予約録画、外付けHDD録画、オートチャプターなどの機能を備えている。FH77/UDはBDドライブも備えており、録画番組のBDダビングにも対応する。

 FH77/UDのCPUは、Core i 4712MQ(2.30GHz)、メモリは8GB、HDDが2TB。FH52/Uでは、TVチューナが省かれるほか、光学ドライブもDVDとなる。CPUはCeleron 2950M(2.0GHz)、メモリ4GB、HDDが約1TB。My Cloudによる写真自動整理などの機能も搭載している。

ESPRIMO FH52/U

 無線LANはIEEE 802.11a/g/g/n/ac、Bluetooth Ver.4.00に準拠する。FH77/UDのみリモコンが付属する。SDカードスロットやUSB 3.0×4、USB 2.0×2などを装備。外形寸法は544×158×418mm(幅×奥行き×高さ)、重量は未定。

(臼田勤哉)