ニュース

AUDEZE、新平面駆動ヘッドフォン「EL-8」密閉/開放2機種。BMWがデザイン

 アスクは、米AUDEZE製の平面磁界・全面駆動型ヘッドフォンの新モデル「EL-8」シリーズ2製品を5月22日に発売する。ハウジングが開放型の「EL-8 Open-Back」と密閉型の「EL-8 Closed-Back」を用意。価格はどちらもオープンプライスで、店頭予想価格は10万円前後。BMWのデザイン部門「BMW Group DesignWorks USA」がデザインを手掛けている。

平面磁界・全面駆動型ヘッドフォンの密閉モデル

 平面の振動板を使った平面磁界・全面駆動型ヘッドフォン。磁気回路部分に、新たに独自技術の「Fluxor Magnetic Technology」を導入。最高級ネオジウム磁気回路のほぼ倍という高い磁束密度を実現するもので、ポータブルオーディオプレーヤーやスマートフォンと接続しても、十分に動作する高感度や軽量化を実現したという。

開放型の「EL-8 Open-Back」

 どちらのモデルもインピーダンスは30Ω、感度は開放型が102dB/1mW、密閉型が100dB/1mW。重量は開放型が460g、密閉が480g。

 振動板には劇的に歪みを減少させるという「Uniforceダイヤフラム」を業界で初めて採用。全体に均一化された磁場を生成し、高い解像度などを実現するとする。

 空気の流れを調整することで、帯域のバランスを整える「Fazor Technology」も採用。正確な音像、音場の再現、位相応答やより広範囲にフラットな周波数特性の確保が可能という。

 デザイン面は、「BMW Group DesignWorks USA」とコラボ。ベニヤ板をデザインアクセントとして取り入れている。

デザインは「BMW Group DesignWorks USA」とコラボ

 どちらのモデルも再生周波数帯域は10Hz~50kHz。ケーブルは2mで、ステレオミニプラグへの変換コネクタも同梱する。

 既報の通り、AUDEZEのヘッドフォンはこれまで、ミックスウェーブが日本における代理店として販売していたが、4月にアスクとAUDEZEが国内の販売代理店契約を締結した。

(山崎健太郎)