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エイム電子、4K放送を4分配できるHDCP 2.2対応HDMI分配器

 エイム電子は、4K放送や著作権保護技術のHDCP 2.2に対応したHDMI分配器「AIM HDMIスプリッター(AVS-4K22-104)」を6月10日より発売した。価格は98,000円。家電量販店のテレビ展示や映像分野のイベントなど業務向けルートでの販売する。民生向けでは一部専門店での注文を受け付けるという。

AVS-4K22-104

 4K放送や今後発売予定のUltra HD Blu-ray(4K Blu-ray)では著作権保護技術のHDCP 2.2に対応する必要がある。エイム電子では4K放送の分配需要を狙い「AVS-4K22-104」を開発。4K/60p(8bit YUV420)の伝送に対応し、各社の4Kチューナやテレビで動作確認を行なっている。

 動作確認済み機器は、チューナがソニー「FMP-X7」とシャープ「TU-UD1000」、テレビが東芝「65Z10X」、「40J10X」、パナソニック「TH-50AX800F」、「TH-AX700」、ソニー「KDL-X65X9500B」。プロジェクタがソニー「VPL-VW1100ES」。すでに4K放送事業者や家電量販店などで法人企業のプロモーション用として、試験導入を進めている。

 HDMI入力は1系統、出力は4系統で、入力した4K/60p信号を4つまでの4Kディスプレイに分配できる。さらに、スタック接続して、最大16台までの同時出力について動作確認を行なっているという。なお、10/12bit信号やHDMI CECには非対応としている

前面
背面

 消費電力は最大5.83W。外形寸法は220×127×27mm(幅×奥行き×高さ)、重量は368g。電源はACアダプタを利用。ファームウェアアップデート用のUSB端子も備えている。

接続例。最大12台まで分配できる

(臼田勤哉)