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リモート視聴でBluetooth音声出力対応。torne mobileやメディアアクセスなど

 自宅のテレビなどで受信している映像を、外出先からインターネットを介してモバイル視聴にする「リモート視聴」。22日にNexTV-Fによりこのリモート視聴の技術要件が緩和されたことで、各社のリモート視聴用アプリがBluetooth音声出力に対応した。

 Bluetoothヘッドセットなどで、リモート視聴の音声を楽しめる様になる。23日11時30分現在、パナソニックのVIERA/DIGA対応アプリ「メディアアクセス」と、ソニーのレコーダ/BRAVIA向けの「TV SideView」、SCEのnasne向けアプリ「torne mobile」などでBluetooth音声出力対応アップデートが行なわれている。

メディアアクセス
torne mobile
TV SideView

 「メディアアクセス」はAndroid/iOS版がVer.3.1.0にバージョンアップし、Bluetooth音声出力に対応。「torne mobile」はiOS版のVer.1.03において、Bluetooth経由の音声出力をサポートした。

 ソニーのリモコン&テレビ番組表アプリ「TV SideView」はiOS版のVer.2.12.1で、Bluetooth接続時の音声出力に対応。また、スクリーンオフからの復帰時に音声のみが再生される問題も修正している。

 従来の「デジタル放送受信機におけるリモート視聴要件」では、Bluetooth接続時の音声出力について、「接続認証、暗号化通信、A2DP及びSCMS-Tを実装し、これらに対応しない機器には音声出力しないこと。デジタル音声出力する場合は、『コピー禁止』として出力すること」と定めていた。この文言に変更はないが、22日に発表されたリモート視聴要件Ver.1.2では、「48kHz以下かつ16bit以下の音質でのBluetoothデジタル音声出力について、SCMS-Tによるコピー制御を行なうことが望ましい」との文言が追加された。

【更新】
メディアアクセスのiOS版公開について追記(23日14時30分)

(臼田勤哉)