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NHK、HDR対応85型8Kディスプレイ開発。従来TV方式と互換性のあるHDR
(2015/9/3 19:15)
NHKは3日、9月11日~15日にオランダのアムステルダムで開催される放送機器展示会「IBC2015」において、世界初となるHDR(ハイダイナミックレンジ)映像の表示に対応した、85型の8K液晶ディスプレイを展示すると発表した。
HDRは、テレビが表現できる映像の明暗の幅を拡大する技術。サッカー中継で、明暗差の大きい日向と日陰がある場合や、ガラスや金属に反射した光の明るさなどを、より忠実に表現できるという。
NHKは、従来のテレビ方式と互換性のあるHDRの方式をBBC(英国放送協会)と連携して技術開発。今回の85型8K液晶ディスプレイは、そのHDR技術と8Kスーパーハイビジョンを組み合わせたものとなる。
ディスプレイはNHKがシャープと共同で開発。解像度は7,680×4,320ドット、フレーム周波数は60Hz(表示120Hz)。階調はRGB各色12bit相当。輝度は1,000cd/m2以上、コントラスト比は10万:1以上。BT.2020色域に対する包含率は77%。