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AKGがクインシー・ジョーンズ監修ヘッドフォン。JBLは“エベレスト”BTヘッドフォン

 ドイツ・ベルリンで9月9日(現地時間)まで開催されている「IFA 2015」で、JBLやAKG、harman/kardon、AKGブランドを扱うハーマンインターナショナルは、ヘッドフォン/イヤフォンやBluetoothスピーカーなどを多数展示している。

JBLのBluetoothスピーカーのラインナップ

AKGがクインシー・ジョーンズモデルのDSP搭載ヘッドフォン

 AKGブランドのコーナーでは、音楽プロデューサーのクインシー・ジョーンズのシグネチャーヘッドフォン「N90Q」が展示されている。

クインシー・ジョーンズシグネチャーのAKGヘッドフォン「N90Q」
ショーケースでの展示

 N90Qは、音質カスタマイズの「TruNote」技術により、ユーザーに合わせて音楽を楽しめるというモデル。ヘッドフォン内部に2つのマイクとDSPを搭載。マイクで耳に入る信号の周波数応答を測定し、それを元に音質を補正するというもので、1ボタンで設定可能。アクティブノイズキャンセリング(NC)機能や歪み補正により、周囲の騒音を低減する。DTS Headphone:Xや、ドルビーヘッドフォンにも対応。ハウジング周囲のコントロールリングでトーン調整なども行なえる。

NCヘッドフォンの「N60C」

 また、飛行機での長距離移動などの利用を想定したNC搭載ヘッドフォンの「N60C」も展示。日本でも8月に発売されており、騒音集音用マイクをハウジング本体外側に配置するフィードフォワードと、鼓膜に近いドライバーユニット側に配置するフィードバックの両方を採用したハイブリッド方式で騒音低減率を高めている。

JBLから“エベレスト”ヘッドフォンやLightning搭載NCイヤフォン

 JBLブランドからは、ワイヤレスヘッドフォンのプレミアムモデル「Everest」(エベレスト)シリーズが登場。アラウンドイヤー型でNC搭載の「Everest ELITE 700」(279ユーロ)をはじめ、オンイヤー型でNC搭載の「Everest ELITE 300」(約249ユーロ)や、イヤフォンでNC非搭載の「Everest 100」(約99ユーロ)などをラインナップする。いずれもBluetooth 4.1に対応する。なお、JBLのフラッグシップスピーカーとして知られる「Project EVEREST」とは直接の関わりはないものの、ハイエンド機の技術を幅広いモデルに採用するという思想は、ブランドで共通しているという。

Everestヘッドフォンのアラウンドイヤー型

 Everest ELITE 700/300は上記のTruNote機能も搭載。一方、NC非搭載のEverest 700/300は、聴いている楽曲を他のBluetoothヘッドフォンにワイヤレスでシェアできる「ShareMe 2.0」機能も利用可能。

 スポーツ向けのカラフルなイヤフォンも展示。iPhoneなどのLightning端子に直挿しでき、NCも搭載した「Reflect Aware」(約179ユーロ)や、小型のBluetoothモデル「Reflect Mini BT」(約99ユーロ)などを用意する。

Reflect Aware
Reflect Mini BT

Bluetoothスピーカーも多数

 本体周囲にイルミネーションを備えたJBLブランドの円筒型Bluetoothスピーカーが、「Pulse 2」に進化。ユニットは45mm径(従来のPULSEは40mm径)になり、出力は8W×2ch(従来は6W×2ch)に強化されている。

JBL Pulse 2

 イルミネーション機能では、本体のカラーセンサーを利用して、身の回りにある色とイルミを同じにできる「JBL Prism」という機能を搭載。壁などにセンサーのレンズを向けて記録すると、同じ色でイルミが光るように設定できる。

 harman/kardonブランドからは、高級感のあるデザインの薄型Bluetoothスピーカー「Esquire 2」が展示されている。3,200mAhのバッテリを内蔵し、スマートフォンなどのモバイルバッテリとしても利用可能なアクティブスピーカー。4つのマイクを内蔵し、360度方向から集音できるため、複数人での電話会議でも利用できるという。薄さは約34mmで、重量は599g。

JBL Pulse 2は、周囲にある色をそのままイルミの色にして楽しめる
harman/kardonのEsquire 2
USB経由でスマホなどに充電可能

(中林暁)